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【夢日記】山の上の家。うさぎと話す。

部屋の中で、両親のような人と話しているようだ。
みんなでワイン色の革張りのソファに座っている。
父親のような人は、私のやることに反対している。
母親のような人は、ただ黙って話を聞いている。
私は、反対されながらも、成果を出したらしく、それを淡々と話している。
それを聞いて、母親のような人は、誇らしげにしている。
父親のような人も、それなら仕方ないといった様子で、話を聞いている。

外に出ると、両親のような人だけでなく、たくさんの人が集まっていた。
どうやら、高い山の上にいるようだ。
山小屋のような平屋建ての建物の前で、先に進む準備をしているようだ。
母親のような人が、新しいうちに引っ越したと言う。
私が行ってみたいというと、その山小屋の裏手に誘った。
山小屋の裏手には、上半分が透けないガラスになっていて、下半分がアルミになっている。
ドアを開けて中に入ると、思ったよりか広い部屋があった。
母親は申し訳なさそうに、部屋に案内してくれた。

飼っているうさぎが、檻を飾って、出してくれとせがんでいる。
木の箱の下の方が白いコーティングのなされた金属製の檻になっている。
全体的にグレーでお腹が白い小さなうさぎは、無理矢理、木の隙間をすり抜けてきて、私のところに擦り寄って来た。
私はうさぎの顔をこちらに向けて、向かい合うように抱え上げて「会いたかった」と言った。
すると、うさぎも「久しぶり、会いたかったよ」と小さな声で言った。
私が驚いて声を出せずにいると、うさぎは続けて、「今まで何してたの?」
「さみしかったよ」
と言った。
私は、うさぎが人間の言葉を話せること、私がうさぎの言葉がわかることに驚いていた。
そして、うさぎを自分の胸に引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。
うさぎが「おかえり」と言った。

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