空低く星降る夜に現れたどうかそのまま変わらぬ君で
北海道の夜空に数えきれないほどの星が散らばっている。
時々、白く綺麗な線が横切り、消えていく。
歓声を遠くで聞きながら、私はデンマークの空を思い出していた。
白い息を弾ませながら、自転車を走らせる。オーロラが見えるかもしれないという期待感が自分をせき立てる。ふと空を見上げると、星々が輝いていている。自転車のスピードが上がれば上がるほど、空が自分に迫ってくるように感じた。空が私に近づいてくる怖さと不思議な安心感。
北海道の空とデンマークの空。ふたつが私の前で重なっていく。そ