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百合
2020年7月17日 17:30
夕暮れに病室の窓から外を見下ろす黄緑の芝に小鳥が一匹歩いてるのか跳ね上がっているのか世話しなく動く明日があるかは誰にも分からない今日という１日がもうすぐ終わってゆくのは誰にでも分かる山肌は霞で白く濁り太陽は最後の力で厚い雲を黄金に照らす道端で犬の散歩をする人の笑い声ジャージを着た中学生がふざけながら何か叫び 走り去る音肩を落としてとぼとぼ 帰る女の子楽し
2020年7月30日 09:09
とんぼさん とんぼさん 水色の背景を背にどこへ行くの？「僕らに行くあて何てないのさ」蝉さん 蝉さん君 何年も土の中で眠ってたんだよね？やっと出られてどこへ向かうの？「僕らに行き先なんてないんだよ… 僕らは命のバトンを渡したら 役目を終えて消えてしまうんだ… もう木にしがみつく事も出来なくなって 力尽きるだけなのさ」ねぇねぇ 人間は何処へ行くの？「どこにも行くあ
2020年7月29日 10:55
今日は ぶるーだ！！フカフカのソファーに寝転びながら 大きなガラス窓から上を見る水色の海を雲の塊がプカプカ流れてゆくもくもくに固まっていたり 薄れていたり つぶつぶしながら…頂上付近に少しだけ薄霧のかかった山々に真っ青な澄んだ空気は緑や紺色 深緑の陰影をくっきりと映し出す真っ白な鳥が羽を大きく伸ばしながら山々を横切って行く純白の雲が浮かぶ美しい空の海と緑に濁った
2020年7月11日 11:34
知ってる？光の中には宇宙があり神様がいるんだよ優しい宇宙には優しい神様がいるよそしていつも見守ってくれるよ美しい天使達が応援してくれるよ 幸せになるように
2020年7月8日 18:45
人は何故苦しむのだろうそれは何かを欲してしまうから何か得体の知らないものがそこに あると思い込み 欲して 欲してそして結局 得られずに苦しむなぜ欲するのだろうその先に何かがあると妄想してしまうから幸せな何かが…最初から もともとそこに有るものに感謝して満足して生きていれば苦しみは生まれないでもそうやって生きようとしてもどれだけ気をつけて生きていてもま
2020年7月8日 18:01
夕暮れに 足元を蟻達が駆け抜ける 列になり 忙しそうにどこへ向かうのだろう一斉に同じ方向へそんなに早足でどこへ行くのか列からはみ出た蟻はまるで気が狂ったようにどこへ行けば良いのか分からなくなる 何に追われそんなに急ぐのか立ち止まる蟻はいない我先に 我先にと走り去る蟻たちは一体何に追われるのかなぜ走り続けるのか分からないまま走り続ける
2020年7月4日 14:36
はるか西の薄暗い山々の稜線に磔(はりつけ)にされたいくつもの鉄塔が突き刺さるそれは身動きがとれない"私の心"山々とは対象的な柔らかな夕暮れの光が今日の最後を照らしていく暗い色をした山々は次第に光に照らされて黄金に輝く薄暗いどんよりとした雲が山の稜線と"平行"に伸びる雲と山の間に広がる薄い青空と山々の美しい世界その美しい黄金の光の世界が繋がれた鉄塔を優しく輝か
