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仕事ができる人にこそありがち?その想像は合ってる?

ゆーです。

人の気持ちってどのくらい推しはかることができるんでしょうか?

ボクは傍観者だったんですが、随分前にこんな場面に遭遇しました。

A「これならできるんじゃないですか?」
B「いや無理やろ」
A「いやいや、これぐらい誰でもできますって」
B「いーや、賢い奴はアホの気持ちがわからんなー」

(注:アホというのは、出来の悪いという意味ではありません。言うなれば、「天才と凡人」の「凡人」という意味です。漫才でいう「ボケとツッコミ」の「ボケ」を、アホ・バカの意味で使わないですよね?)

冗談混じりの笑顔あふれる会話が繰り広げられた、とある日常のワンシーンです。
この話の対象は、ボクではありません。
知人同士の会話を見かけた、という感じ。
ですので、当事者でないボクの主観が混じります。

ちなみに、Aさんはとても賢い方です。
「よくそれだけアイデアが出ますね?」という印象の方でした。

今回のお話、天才と凡人の話をしたいわけではないです。
これってよくある話です。
富裕層の方が、「知らない」ゆえに一般の方の生活レベルを理解できないのも同じです(ボクは、富裕層に憧れる側の人間です笑)。
男子校・女子校出身の人が、「共学の実態」を知らないのも同じ(逆も然りです)。
理系と文系の関係もそうですかね?

「知らない」から「わからない」。
ただ、それだけ。
ホント、これだけ。

じゃあ「わからないから仕方ない」で片付けられるのか?
そんなことないんですよね。
わからないと相手の地雷を踏んでしまうことだってあります。
(大したことない会話なら別にいいんですが…)

話を少しだけ戻して…。
上の例はマネジメントに関するもので、指導・教育におけるものです。
同じ目線に立つということは、とても大事。
かといって、同じ目線なんて簡単に立てるのか?というと、そんなこともないです。

例えば、努力の仕方については色々耳にします。
どういうことかと言いますと、“正しい”努力をすることで効率よく身につけられる人と、“少し寄り道した”努力をしてしまい時間のかかる人がいる、というやつです。

この場合でも同じように、経験してきたものが違うので当然同じ感覚で話すことは無理。
効率よくやってきた人にとって、遠回りした人が、“なぜ遠回りをしてしまったのか?”、もっと言えば“どういう思いで遠回りをする道を選んだのか?”なんて想像の域を超えてしまいます

中には、意図的に遠回りする人だっています。
「技術の習得第一ではなく、プロセスが好きだから」という理由もあります。
そんな経験がないとわかるはずもない。

なので、自分の中の良い方法も、相手にとっては苦痛でしかない場合も…
ボクの周りでは、苦労してきた人の方が”マネジメント上手”であったり、“人に好かれたりすること”が多いです(たまたまなのかもしれませんが…)。
相手の境遇まで理解できるのかもしれません
(もちろん相手の気持ちを理解した後は、寄りそう心も必要です…。)

今回のお話、決してマネジメントについてのお話ではありません。
ここまできて…。笑

企業人になってから、市場を考える上で人の気持ちを理解するって難しいなと思うんです。
当たり前なんですけど、人それぞれ境遇が違う
価値観も違う。
なので、どんなものを求められるかがわからない!
「欲しい?」って聞いて返ってきた答えは、たいていあてになりませんよね。苦笑

研究者の世界って「これすごくない?絶対みんな使いたがるでしょ!」みたいなのがよくあるんですけど、当然これは“研究者の感覚”です(このあたりは以前のものも参照いただければ)。
なんなら、その分野を研究してきた、その人の感覚です。
その人の言う“みんな”は、かなり限られた人になります

別に限られた人にしか求められないものでもいいです。
確実にニーズはあるので。
その限定的な人たちにだけ届ける努力をしないといけない。
でも、ほとんどのケースでされないんですね、なぜか。
(まだまだボクも勉強中です。)

「自分にとっての当然」がマイナーであることは多い。
今回話題にしたマネジメントや市場に限らず、仕事でもプライベートでも、いろんなところで同じようなことが起こりえますね。


モノゴトの理(ことわり)を理解するのも大切。
ですが、人の気持ちに想いを馳せることも大事にしたいと思う今日この頃。
(以前から書いている、「ヒアリングの重要性」にも絡んできます。)

理解はできないのかしれませんが、寄り添えるぐらい想像できるよう、人の気持ちに気を配る習慣をつけたいですね。

以上、ボクが最近細々と考えていることで、かつ習慣にしていることでした。
では!

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