☘助けてと言う勇気
人が困っていたり、助けて欲しいと言ってきたら大抵の人は、心配して力を貸してあげようとするものだ。
私もやはり助けを求めている人に出くわしたら、出来ることがあるなら力になってあげたい。
災害時のボランティア活動など、人は人を助けたい、世の中はそんなふうに優しい人でいっぱい。
にもかかわらず、
もし自分が困っているときに「助けて」っていうのはとても言いづらい。
なんかこんなことで手を煩わせるのは申し訳ないと思ってしまうのね。
“こんなこと”と思いながら、そう思う段階で既に心底ひとりではかなり”ムリ”でしんどい状態。
ちょっと手伝ってもらえたら楽なのに......
ヘトヘトになりながらそう思うのに言い出せない。
「助けてください」
たったその一言が言えない。
もし嫌な顔されたら言うだけ損だ。今よりさらにツライ状態になる。これだけ辛そうに困っているのに、何故誰も気付いてくれないのだ!
困って消耗している上に怒りまでこみ上げる。
結局諦めて、ヘトヘトで不安なままひとりで背負ってしまう。
自分なんか大事にしてもらう価値がないの。
私なんかのために人が動いてくれるわけなんてない。
自分の殻に閉じこもり自己否定。
いいの?それでいいの?
以前のブログ(ドラマを見るように自分を観る)でも書いたけど自分を俯瞰で見ること大事です。
困っている人がいたら手を貸したい、実は同じように周りの人々も思っているに違いないことに気づいて!
私も以前は「助けて」が言えず、「頼れるのは自分だけ」「誰も助けてなんてくれない」「所詮、他人は他人」と孤独を背負い込み、ひとりぼっちで苦しい時期があったのです。
ある日ブチギレました。
我慢の限界だったのです。
オーイオーイと大人なのに声をあげて泣きました。辛いよう、辛いよう!ひとりぼっちだよぅ、さみしいよぅ、誰か助けてー!
付き物が落ちたように何にも出来なくなりました。会社でも間違いばかり。家庭でもしょんぼり。でももういいや、と思いました。
もう頑張るのはよした。
「助けて」
やっと私は言えるようになったのでした。そして気づいたのです。世界は思いの外優しかったことに。
そうなんです、気づくだけで周りにはたくさん助けてくれる人がいたのです。
自分が他人を思うように。
それからは無理したら出来ちゃうことも、時々人にやってもらうことが増えました。やろうと思えば出来ちゃうけれど、敢えて相手を信じてやってもらう。
するとそれはそれで良い信頼関係へと発展しました。
「助けて」って言うのはものすごく勇気がいるけど、ちょっと頑張ってみて。
自分が楽になる上、人の優しさを感じられるから。そして頼まれた人も、人の役立てた、喜ばれた、自分を信頼して頼ってくれた、と嬉しくなってくれるとも思うのです。
今は「助けて」がさらっと言えるようになりました。断られるのなんてへっちゃら。
相手にも都合があるし、たまたま今回はタイミング合わないのね、ダメなら他をあたるし、それでもダメなら仕方ない、なるようになるさ、とおおらかになれたから。
背追い込まない、恨まない。
なるようになる!
こんなふうに思えるようになりました。
これは「助けて」が言えるようになったからだと思うのです。
ですから、今日も限界まで背負い込んで頑張っちゃった人はちょっと頑張って言ってみて。
「助けて」
このひとことは、自分も他人でさえも大切に出来る言葉だったんです。( ´ ▽ ` )
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