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3人の男性とまりなちゃんとの再会②_【見た夢の光景】

こちらは「3人の男性とまりなちゃんとの再会①」からのつづきです。
①の記事はこちら↓

 廊下の方から自分の部屋へ帰ろうとすると、エレベーター前に大きな古びた木製の蓋付きのリアカーみたいなものが置いてあった。見知らぬ男の人も歩いていて、私は訝しげにそれを見ていた。
 それを気にしながら通り過ぎると自分の部屋も通り過ぎてしまったようで、また引きかえした。でも自分の部屋の玄関を探すとなぜか麻里奈ちゃんの部屋の玄関まで行ってしまう。自分の部屋の玄関が隠れてしまったようだ。
 しかも、まりなちゃんちの玄関の扉は開けっぱなしになっていて、自由に入れるようになっていた。玄関を入るとすぐ左手にエメラルドグリーンの洗面台があって、まりなちゃんはとてもかわいく装飾していた。思わずそこで手を洗いたくなった。いやいやだめだ、人のうちのを勝手に使ってはいけない、とまりなちゃんちの玄関を出る。
 その後も、何かが空間の狭間に入ってしまったかのように行ったり来たりし、あるはずのものが見えなくなって、混乱したが、いつの間にか私はちゃんと部屋に戻れていた。


 私はいつのまにか眠てしまっていて、ふと気づくとベランダに知らない若い男の人が立っていた。少し下を向いてスマホでも見ているような格好だった。私は、全ての窓に鍵をかけていないことにしまったと思った。この男性が気づく前になんとかしてさっと鍵をかけよう。そう思って、男が窓に近づくのとほぼ同時に鍵をかけることに成功した。でも、窓に近づいた男は窓を開けて入ってこようとしていたわけではないようだった。それでも他の窓にも素早く錠をした。男は相変わらずスマホを見るように何かを見ている。


 しばらくするとゴールデンが帰ってきた。ゴールデンが帰ってくると同時にシルバーやブラックも部屋の中に現れて、さっき廊下にあったリアカーの近くにいた人も部屋の中を歩き、お酒を作っていた。出張バーテンダーのようだった。ゴールデンが呼んだの? と聞くとそうだよと優しく微笑んだ。ゴールデンは、出掛けて帰ってくる時には必ず何かしらのお楽しみを持ってきてくれる。夕食ももちろん一緒に。そして、ゴールデンが一枚のカードを私に見せた。「ほら、これだよ」だったか「こうだよ」だったか、「こうだよ」のニュアンスの方が強かったかな。それはオラクルカードのような大きめのカードで、やっぱり色彩も全体的にゴールド寄りだった。ゴールドよりはもっと深く黄土色と茶色がうまく配置されている。たまに濃い緑色がアクセントに使われていた。
 そこには確か女性の絵が描かれていた。文字も少し描かれていて、ゴールデンは明るい笑顔でそれを示した。さらにそれを裏返しにして「ほらここも」といって、指差してみせた。何がかかれていたかわからなかったが、何か大事なことで希望を示すようなものだったように思う。
 テーブルの角っこの下で片手だけ重ね合わせて、私たちは幸せを感じていた。


 別の日、とある美容院に出向いた。入り口の近くに行くと、さっと身を引いたブラックがいた。ブラックは美容院の人と知り合いのようだった。少し後ずさったブラックの様子が気になったが、「こんにちは」と笑顔でお店に入ると、受付の人も笑顔だけれども少し困ったような気まずいような様子だった。担当の女性の美容師がやってきたが、私がゴールデンのなにかであることを知ると一瞬で目つきが変わった。刺すような鋭い視線。何も言葉を交わすことなくそのまま鏡の前の椅子まで案内された。ここに素直に座ったら殺されるんじゃないだろうか…と思いながら私は腰をおろそうとしている。

//夢ここまで
at 20240119

~筆者雑記~
 3人の男たちの存在はとても謎だった。今思うとシルバーやブラックは存在を感じる程度で実態はなかったかもしれない。ゴールデンこそ一番強く感じることができたけど顔など全くはっきりしていない。ただおおらかで愛情深かった。そんな存在だった。だから、寝起きもすごく幸せな気持ちに包まれながら起きれた。最後に出てくる激しい嫉妬視線の女性のことなど忘れてしまうくらいに。
 あとはまりなちゃんがあんなに明るい笑顔で元気そうでよかった! 

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