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過ぎたものは捨てたい、がきっかけだった【夢日記】

 どこかの事務所のようだった。私が知っている職場ではなかったが、でも確実に私はそこで長らく仕事をしていて、いろんなことや場所を熟知していた。そういう事務の人だった。事務所には、すみさんとみんさんがいて、彼らはある職種のエキスパートだった。

 事務所はほとんど物がなくスッキリしていた。あったのはデスクと棚だけ。デスクの上にも何も置かれていなかった。なんだか線だけで構成されているようだった。
 でも、デスクの脇にひとつだけ小さめのポールが置かれていて、そこにカレンダーが三つかかっていた。どれも過ぎ去ったものだった。みな種類や大きさ、色も違う。私はそれを処分したくて、すみさんとみんさんに捨ててもいいか聞いた。すみさんはうーんという感じで明確な答えをもらえず、一方みんさんは中身を見たのか見てないのか「はい、捨て!」と即決回答だった。
 私はみんさんからGOを貰えたので早速そのカレンダーを捨てようとした。その時、一番上にかかっていた緑がかった茶色い表紙のカレンダーをチラッと覗いてみたら、それはカレンダーではなく私が過去に書いた何らかの説明や図解であった。びっくりしてペラペラとページをめくって見る。これは我ながら貴重なものだと直感した。捨てない方がいい。それは、たぶん自分のため。そして、これをみんさんにそんなもんいらないから早く捨てて、と言われたような気持ちになって、少し悲しくもなった。
 目の前にはみんさんがいたが、ガラ空きの棚もあった。これを捨てなかったところでみんさんは特段何も言わないだろう。眼中にすらないと思う。私はそのノートを手にガラ空きの棚を見つめる。

//夢ここまで
at 20240127

~筆者雑記~
 カレンダーだと思っていたノートは、私にとって大事なものだった。なのに、開くまで全然気づかない。ずっと近くにあったのに過去のものとして見向きもしなかった。実際、私自身過去よりこれから先のことに興味があるタイプで…。
 でも、これはもしかしたら過去に自分が書いたもので、重要な大事なものがどこかにあるかもしれませんね。捨てたい捨てたいと思っているもので。
 今回はそれに加えて、他人のひと押しがありました。「早く捨てて」この言葉がなければ、そのカレンダーは開かれることなく、今までと何ら変わらずそのままだったでしょう。夢の中では私はみんさんに悲しさを感じていますが、実は大事なことに気づかせるための助け舟だったとも言えます。
 そんなことを書きながら思いました。自己流夢判断です。笑


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