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ペンネームで活動するメリット3選【2分】

私の、この、弓吉えり、という名前。

これは、おそらくは言わずもがな、筆名、すなわち、ペンネームである。

私だけに限らず、文芸創作にかかわる人は、ペンネームで活動する人がかなり多い。

今日は、私がペンネームで活動していて感じる、メリットを、3つ紹介しようと思う。

今現在ペンネームで活動している人には、共感してもらえるかもしれないし、これからペンネームで活動しようとしている人には、参考になるかもしれない。たぶん。


①名前コスプレできる

いちばんは、これだ。

名前コスプレ!!!

私は、「弓吉えり」という衣装を着て、ヘアメイクをして、ちがう人間になった気分で過ごしている。

一般人として生きていると、ちがう人間になった気分を、日常生活で味わうことは、ほとんどないに等しい。

そんな特別な気分を、ペンネームで活動するだけで満喫できちゃうんである。

②世界観を名前で表現できる

つづいては、これ。

作者の名前も創作物の一部、だと私は捉えている。

本名が、表現したい世界観に合致していれば、それでよいのだけれども、いやあなかなか、そういうわけにはいかない。

だったら、ペンネームを作ってしまえばよい。

私の短歌やエッセイは、あまり突飛だったり斬新だったりする作風ではない。

ゆみよしえり、という、どちらかというと、やわらかな響きの音と、作風が相まっているように、自分では感じている。

いちおう言い添えておくと、必ずしも作品の世界観と名前が合致する必要はなくて、逆に「弓吉えり」みたいな名前の人が、破調ありまくりの挑戦的な短歌をつくるのも、大ありなんである。

③創作の世界に没入できる

これは、「①名前コスプレできる」「②世界観を表現できる」の結果、もたらされる要素だ。

自分の表現したい世界観と、照らし合わせたうえで、本名ではない、別の名前を身に纏っている状態で、創作をすることになる。

ゆえに、自分の創作の世界観に、これ以上なく没入することができる。

まずは、ペンネームという形から入ってみると、思いのほか、創作にのめり込むことになる。

おわりに

今日の短歌

1日をちがう名前で生きてみて僕の知らない僕に出会った/弓吉えり


ペンネーム、という衣装を纏うだけで、自分でも知らなかった自分の一面に出会うことになった。

それがよいことなのか、そうでないのか、本質的なことはわからないままだけれど、何かしら変化があったことはたしかで、それは悪くないことのように感じている。

あなたが、今のあなたの名前と、しあわせな関係でありますように。

あなたが、これから出会うあなたの名前と、しあわせな関係を築けますように。

名前の魔力というのは、とてつもなくて、恐れ慄きつつも、その恩恵に与っている日々だ。

次の記事では、「ペンネームで活動するデメリット3選」をご紹介します。

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