【168】　LIVE

明けましておめでとうございます。
いつもnoteをお読みくださり、本当にありがとうございます！
本年も宜しくお願いいたします。

2023年　今年の抱負

皆さま、今年の抱負や目標は決めましたか？
私はいくつか目標を立てたのですが、
その中の《プライベート》枠のひとつが

LIVE。

生きる。

です。

健康的に、
体調やメンタルを整えながら、
しっかり生きる！
(サブ目標は『腹筋を割る』です)

生きて賞状をもらう祖母

年始に実家に帰った時、
昨年の敬老の日に祖母が貰った賞状がありました。

関東大震災の年生まれ。

2023年3月に100歳を迎える祖母。
(今は療養型病院にいます)

共働きだった両親の代わりに
私を育ててくれました。

私と祖母は60歳差なのですが、
65歳くらいからずーっと
「早く死にたい、お迎えがそろそろ来る」と言いながら
ついに100歳‼️✨

総理大臣から賞状をいただきました👏

コロナでなかなか面会も出来ないのですが
未だに意識もしっかりしていて肌艶も良く、
生きてくれている事が有難い
そんな存在です😊

祖母の事が大好きで大尊敬しているので、
少し祖母のエピソードにお付き合いください🙇‍♀️

ソ連の捕虜になっていた婚約者

第二次世界大戦が終わった年に22歳だった祖母。

当時祖母には満州に婚約者がいて、
終戦後はシベリアで強制労働をさせられていたそうです。

終戦から1年.2年経っても帰って来ず、
連絡も無い婚約者に周囲の人々は

「サダちゃんもこのままだと歳をとっちまうから、違う人と結婚しろ」
「婚約者の兄を当てがうから結婚しろ」

などと言われていたそうです。

ずっと待っていた祖母

それに対し祖母は
「まだ死亡通知が来ていないから、
本人が帰ってくるか死亡通知書が来るまで待つ」と言って、

終戦後3年間
連絡が無い婚約者を待っていたそうです。

そして終戦から3年後の1948年、
シベリアからの引揚げ船で
婚約者が帰ってきました。

それが私の祖父です。

しかも重度の栄養失調になっていた祖父を
帰国後2年間看病しながら
祖母が働きに出て養い、
27歳の時にようやく結婚して父を出産しました。

女性は家に入り子育てと家事をする時代。
外で働いていた祖母は周りの男性から
嫌がらせを受けた事も多かったと教えてくれました。

祖母・祖父Respect

戦争から帰って来ない祖父を
祖母がずっと待っていてくれなかったら
父も私も産まれていないと考えると、

周りの人に流されずに
自分の意思を貫いた祖母がカッコ良く
神々しく見えます。

そして、祖母がずっと待つほど魅力的だった
祖父、都築賢策(ケンサク)。
(写真を見ると確かにイケメン)

記録兵として満州に行き、
開戦から敗戦・シベリア抑留・強制労働から引揚げまでを鮮明に記録に残し
『帰国は近い〜シベリア抑留記』という自筆本を書き残してくれました。
(私の文章好きは遺伝)

昔の人間の達筆な文字で読み辛い箇所もあるので、
今年はその本をPCに打ち込み
いつか新たに製本できたら良いなと考えています。

祖母生誕100歳を機に、
改めて『しっかり生きる』という事を意識して
リスペクトを形にしていく事が今年の目標です😊