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【50】「次回予約」への具体的繋げ方②~癒しのサブスク~

今日は『次回予約に繋げる具体的方法』の第2弾をお伝えします。
(ちなみに、記念すべき50投稿目!いつもありがとうございます~♡)

お客様が

「またここを利用したいな」(=リピートの瞬間)
「もう2度と利用しないだろうな」(=離脱の瞬間)

と思うタイミングもお伝えします。

「次回予約してもらう事がゴール」なのではなく、「癒しのサブスクリプションを提供する事」

についても記載しています。


「施術をしてもらうなら貴女しかいないから、次回予約というか、もう定期的に予約を取っておいて!」という有難いお客様が多いおかげで、11月、12月も予約満員御礼になりました。いつもありがとうございます🙇‍♀️
今回は「予約でいっぱいになる秘密」もお伝えいたします☺
伝えたい事てんこ盛り。とても大事なポイントですので、また、ノートのご用意を~❣❣


現場目線的、具体例

リラクゼーションサロンにご来店くださったお客様が「またここに来たいわ」「またあなたに施術してもらいたいわ」と思い次回予約をしてくださる事は、セラピストにとっても嬉しい事です。

どんな風にお客様に接すると「またここに来たいな。」と思っていただけるかと言うと、、私の現場目線的な具体例は、

①マニュアルを完全に頭に入れる
②お客様をお迎えする時から100%受け入れる

というものです。

前回は①マニュアルを完全に頭に入れる という項目についてお伝えしましたので、今回は、②お客様をお迎えする時から100%受け入れる にフォーカスしてお伝えします☺

※前回の記事※


MOT【Moment Of Truth】

お客様が、あるサロンに対して
「またここを利用したいな」/「もう2度と利用しないだろうな」
と思うキッカケって、どんなタイミングだと思いますか??

「またここを利用したいな」=リピートの瞬間
「もう2度と利用しないだろうな」」=離脱の瞬間

この「リピートの瞬間」と「離脱の瞬間」を、「どのタイミングで、どの割合で決まるか」というマーケティングデータがあります。(Moment Of Truth)
そのマーケティングデータを見た時、衝撃を受けました。
下記をご覧ください。

お客様が「リピートしよう」と決める決定的瞬間
1位:施術 55.6%
2位:身体や気分の状態確認 39.0%
3位:翌日の実感確認 15.5%
4位:カウンセリング・施術方向性決定 14.4%
5位:お会計 12.5%
6位:サロンに到着した時 9.0%

お客様が「2度と利用しないだろうな」と決める決定的瞬間
1位:施術 58.3%
2位:身体や気分の状態確認 26.2%
3位:サロンに到着した時 15.5%
4位:お会計 15.5%

5位:翌日の実感確認 14.3%
6位:カウンセリング・施術方向性決定 14.3%

「サロンに到着した時」のイメージ

1位・2位の「施術」「状態の確認」は分かります。
セラピストのメインのお仕事とも言える、大事なポイントですね。

大事なのは【サロンに到着した時】のイメージが、お客様のお店に対する印象をかなり大きく左右する という事です。

15%以上ものお客様が、サロンに到着した時に「ここのお店は2度と利用しないだろうな」と思う経験があるというものです。
逆に、サロンに到着した時点で「ここには何回も来たいな」と思ってくださる事も9%。


例えば、「店頭が埃だらけだった」「薄暗くて怖かった」等、清潔感や雰囲気はもちろん管理しなくてはいけないと思います。そして同時に
私達セラピストの『〇〇様~!お待ちしておりました~!!(嬉しい!)』というウェルカム感の大切さを再認識しました。

セラピストのお仕事を毎日していて「施術」や「カウンセリング」には力を入れているけれど「お客様をお迎えする時」に全力120%のウェルカム感を意識しているセラピストさんは、何%いるでしょうか??

イメージしてみてください

今日、施術を担当するお客様をイメージしてみてください。または、いつものお客様のお迎え方を想像してみてください。

店頭にお客様がいらっしゃいます。

セラピスト「いらっしゃいませ」

お客様「予約していた藤野です」

セラピスト「はい、藤野様ですね。お待ちしておりました。こちらで手の消毒と、検温にご協力ください」

テーブルに置いてある消毒液を藤野様がシュッ。
ピッ(検温)

セラピスト「はい、大丈夫です。では、空いているお席にお掛けください」


↑ この流れ、よく見かける光景ではないでしょうか??
何も問題ないし、クレームも来ないと思います。
でも、この時点で、お客様も特別ワクワクしないと思うのです。


私だったら、こんな風にお出迎えしたいと思います。

店頭にお客様がいらっしゃいます。

都築「こんにちは!(ニコーー☺️)」

お客様「こんにちは、予約していた藤野です」

都築「はい、藤野様ですね!ご来店ありがとうございます。こちらで手の消毒をお願いいたします」

消毒液を手の高さに持って、シュッ と藤野様の手に適量吹きかける。

都築「検温にもご協力いただけますか?コメカミに失礼いたします」

検温計を両手で添えてピッとする

都築「藤野様、今日36,6℃です。いつもより少し高いですか?」

お客様「今、仕事が終わって急いで来たからかも。。でも元気です(笑)」

都築「わ~、お疲れ様でした~(涙)どうぞ、一番奥の席にお掛けください。ゆっくりしていってくださいね!」

お客様「ありがとうございます!」

↑ お客様にしている事は、【名前の確認・手の消毒・検温・誘導】で、最初のお客様と全て同じ流れです。
マニュアル的にも、特別逸脱している事はありません。
でも、後者のご案内の方が、ご来店された瞬間からお客様へのウェルカム感や非日常のワクワク感があると思いませんか?

来店時から「ここ、良いな」と思っていただく。って、そういう所から始める事だと思います。

◆全てが一期一会だと思う

【名前の確認・手の消毒・検温・誘導】という当たり前の行為ですが
「全てのお客様に毎回する行為」という考え方を
「今日の〇〇様の為に私が出来る事」という考え方に直してみると、
【名前の確認・手の消毒・検温・誘導】の1つ1つがとても愛おしいものになります。

今日この場でこうして会えただけで奇跡のような素晴らしい時間。。。
極端に言うとそのくらい有難い時間を貰っている事を忘れずに。

これから、ずっと私があなたを担当していきたい。
だからあなたの事をもっと知りたい。

そういう気持ちでお客様を受け入れれば、おのずと言葉遣い、所作が丁寧になり、お客様に興味が湧くので色々とコミュニケーションをとりたくなります。
そして「居心地の良いセラピスト・お店」という印象になり「また来たいな」「次回もこの人にお願いしたい」という気持ちに繋がります。

(もちろん、「誉めや共感」「名前を呼ぶ」等のマニュアルも取り入れつつですが、あくまでも本当に自分が思っている事を口にする事。上辺だけのお世辞や壁を感じる会話なら、無言の方がマシです。)

◆「ぜひ、またお待ちしております」の一言

施術が終わり、お仕上げの際の身体の状態確認やカウンセリングで、何も話さないのは勿体ないです。

お客様はベッドから起き上がり、一番「ポワ~ン」としている瞬間なので、その時に「如何でしたか?少しゆっくりできましたか?」とゆっくりした口調で聞いてみてください。
「はい。身体が楽になりました」と言ってくださったら、
「よかったです。また是非お待ちしていますね。」とゆっくり一言だけ言ってください。

この時に「○○様はここの筋肉が硬くなっていたので普段こういう姿勢になっていると思うのでこうやって座ってこうやって足を組んでこう伸ばすとここに効いて~~~」という説明は、不要です。
その説明は、今しても頭に入ってきません😢だって今まで寝ていたから。


◆具体的な次回予約の伝え方

はい、お客様が着替え終わり、受付のイスまで辿り着きました。
先程話さなかったお身体のアドバイスの話も終えて、やっと次回予約の提案です!

勘の良い方はお気付きでしょうが。。。

もう既に、お客様は「またここに来たいな」「次回予約をして帰ろうかな」/「もうここには来ないな」「早く帰ってゲームしよ」というジャッジを下しています。

ここまで120%お客様へ興味を示してきたセラピストは、
「今日の○○様のお身体の状態ですと、1週間~10日後のご来店がオススメです~。」
とは言わないと思います。

「○○様、来週から出張続きですものね。来週は大阪まで新幹線。再来週は北海道まで、飛行機でしょ。。。来月になったら、今日柔らかくなった腰が、また硬くなっちゃうでしょ。。。来週の大阪の後に1回、お時間作ってくださいますか?
と、そのお客様のパーソナルな情報でスケジューリングを立てられると思います。

そこまで情報を握っている秘書みたいなセラピスト(笑)には、自分の身体を委ねたいと思います。
お会計の時だけ頑張ってマニュアルを伝えるセラピストには真似のできない事です。

◆癒しのサブスクリプション

真髄は「次回予約そのものが大切!」というよりも「お客様の人生に癒しをサブスクする」という事です。(流行り言葉に乗っかってみた。)

月額15,000円で、癒しと精神のリセットが手に入ります。
それだけでなく非日常のワクワク感や、ご希望があればオプション代無料で人生相談や仕事の相談にも乗ります。

60分コース だと月2回。
20分ショートコースだと月5回ほど。

支払いの対価としてリラクゼーションが手に入るという事です。
支払いの対価に、自分の技術が見合っているか。接客が見合っているか。
セラピストは常に常に考えて行動していく必要があると思います☺

常に目の前のお客様の事を考え、ハッピーをお裾分けする。その姿勢が周りの人からは『自信のある人』に見え、信頼も指名も引き寄せるのだと思います。

◆まとめ

次回予約に繋げたい!と思ったら、まずする事。
①マニュアルを頭に叩き込む。
そして次に、心掛ける事。
②お客様を受け入れる時から120%のウェルカム感で!

その意識があれば、お客様に興味が湧いてコミュニケーションを取るようになり、他のセラピストは知らないような情報を沢山共有できるようになって「もう施術してもらうならアナタしかいないから、次回予約というか、定期的に予約を取っておいて!」と有難いお言葉を頂戴する機会が増えます。

難しい事は何もしていないです。
ただ、その日、その場の有難みを噛み締める。
お客様の為に何が出来るかを考える。

それだけです。
ちょっと、騙されたと思って1か月間やってみてください(笑)。
2か月後、結果が出ると思いますよ!!

これを読んでくださった全てのセラピストさんに、ワクワクと幸せが降り注ぎますように❣❣

スキ♡コメント くださると嬉しいです^^💛

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