夢ノ檸檬
本のこと、とか
考えたこと
*予め断っておくと、この記事は「私には友達がいなくて孤独だけど、それでも一人で何とか生きていける」のような内容とは当たらずと雖も遠からずといった具合なので、その…
唐突だが、私には本を好きになったきっかけの作品が、実は二冊ある。 一冊は以前紹介した『ひらいて』(綿矢りさ)で、もう一冊が今回紹介する『芸人人語』(太田光)…
本文 他人に本をすすめる文章で、はじめからこの言葉を使ってしまうのもどうかと思うけど、それでも伝えたいことはこの一言に尽きる。 「(まだ読んだことがない人は) …
2023年7月15日 02:29
*予め断っておくと、この記事は「私には友達がいなくて孤独だけど、それでも一人で何とか生きていける」のような内容とは当たらずと雖も遠からずといった具合なので、その点はご留意を。(友達が殆どいないのは事実だけどね。) 以下、本文。まず経緯から。経緯 ここ最近、私は小林秀雄を読んでいる。 そのきっかけは、2023/05/09(火)放送の『爆笑問題カーボーイ』に遡る。 トークの本題が何だ
2023年7月8日 02:11
唐突だが、私には本を好きになったきっかけの作品が、実は二冊ある。 一冊は以前紹介した『ひらいて』(綿矢りさ)で、もう一冊が今回紹介する『芸人人語』(太田光)だ。 太田光って、あの太田光だ。爆笑問題で、最近は「炎上」でもお馴染みの、あの太田光。 この記事を読む人のなかには、もしかしたら著者のことを苦手とする人もいるかもしれないし、あるいは、あまり知らないという人もいるのかもしれない。
2023年6月26日 03:37
本文 他人に本をすすめる文章で、はじめからこの言葉を使ってしまうのもどうかと思うけど、それでも伝えたいことはこの一言に尽きる。「(まだ読んだことがない人は) とにかく一度、綿矢りさ『ひらいて』を読んでみてほしい。」 我ながらあまりに芸がないとは思う。 「この本を読んで欲しい」ということをそのまま言うなんて、安直すぎて何の工夫もない。大抵この手の文章は「いかにこの本が素晴らしいのか」を、