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エッセイ「未知しるべ」

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日々感じたことや、これまでの体験などをつらつらと書いたエッセイ。
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2024年1月の記事一覧

光っていない宝石

光っていない宝石

「光っていない宝石」と聞き、あなたは何を思い浮かべるだろう。

「宝石が光らないわけないでしょ」「原石の間違いではないの?」など、多様な意見があると思う。

情報社会の現代、「宝石」として注目を浴びるのは、総じてアピールが上手な人ではないだろうか。そう考えると、光らない宝石は「魅力的だけれど、アピールが得意ではない人たち」が該当するといえる。

教員時代、私は学期末になると35人ほどの所見を書いて

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自分へのエール

自分へのエール

突然だが、私には2歳と6歳の息子がいる。夫は多忙で、実家は夫婦ともに関西地方(東京住み)。簡単に言えば、パートナー以外のサポートはほとんどない状況だ。

そんな事情もあり私は大好きな仕事を辞め、在宅で働けるライターに転身した。ライターという仕事にやり甲斐を感じているし、取引相手も素敵な方ばかりだ。

仕事にやり甲斐を感じているし、生活にもこれといった不満はない。ただ、余裕がなくなるとフツフツと「な

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親友に教わった「優しさ」

親友に教わった「優しさ」

考えてみてほしい。あなたの大切な人に悲しい出来事が起こったとき、どのように接するかを。

「大切な人」を問われると、私の頭には夫や子どもたちなど、身近な家族ともう1人、親友の姿が思い浮かぶ。

その親友とは小学2年生のころに、何かのきっかけでアニメ主題歌を振り付きで歌い、意気投合したのが出会いだ。以来30年以上、東京と京都で居住地が離れてもずっとつながっている。

小学校・中学校と同じで、それこそ

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"想像”は敵か、味方か

"想像”は敵か、味方か

ある本で、想像力が豊かな人は思いやりがある旨の文章を読んだ。確かに、人の気持ちを想像する心は大切やと思う。

一方で「この人、こうかもしれない」という勝手な想像が一人歩きし、「きっとそうだ」「こうに違いない」という思い込みにつながるケースもある。

私は長い間教育現場にいた。初対面の人に職業を問われ「教師です」と答えると、決まって「モンペの対応、大変でしょ?」と言われたものだ。

ただ、10数年の

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寄り道エッセイ「未知しるべ」スタート

寄り道エッセイ「未知しるべ」スタート

2024年が明けた!
ってことで、エッセイを書き始めようと思う。理由はシンプルで、日々、なんとなく考えたことを書き残しておきたいから。心おきなく書きなぐりたい、でもあんまり注目はされたくない。笑

そんな自己中な考えから、noteを利用することにした。形式など気にせず、文字数も構成も無視!!

思いついたこと、考えたこと、「あーコレ、無性に伝えたい!」ってことを、つぶやきシ○ーなみにひっそり書き綴

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