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就活に関する雑感vol.1 オンライン面接

就活にまつわるニュースをとりあげて雑感などを投稿していくことも始めてみようと思う。

今回は上記記事について僕なりの考えを述べてみる。

オンライン面接の急増、当然の流れでしょう。このコロナの時期に採用活動を進めるにあたってはこの方法しかないだろう。

ただ、この記事で一つ気になるのが「実際に合うよりどうしても情報量が少なくなってしまう」というところ。本当にそうなのか・・・?

おそらくこの記事の筆者がこのような記載をしたのは、学生の表情や話し方・声のトーンといった「コミュニケーションスキル」に関わる部分のことだと考えられる。

もちろん、オンライン上だとネット回線の具合で画像が不鮮明で表情が読み取れなかったりすることもあるだろう。だが、僕自身もオンライン飲みなどで会話することもあるが、オフラインとそこまで変わらない(ように感じている)。

オンライン面接を実施する場合、学生のほとんどは自宅で行うはずだ。僕が面接官であれば、その状況を活かして、よくある質問の「最近読んだ本は何ですか?」などの質問を、「よく読む本を本棚から持ってきてプレゼンしてください」など、不意打ちを狙うような質問を投げてみたりしたいと思う。

あくまでも上記質問はぱっと思い浮かんだ例であるが、この問いかけをすることで、本当に読んでるのかどうなのか、読み込まれているのか、きれいに保存しているタイプなのか、などなどを見ることができる。(対面面接でも、実際に読んだ本をもってきてください、などをすることは可能だが、今回の場合「不意打ち」という点がみそである。)

また、実際の学生の部屋の一部が垣間見えるからこそ、例えば、壁に貼ってあるポスターについて質問してみたり、部屋の雰囲気について質問してみることなども可能だろう。

学生にとっては普段の生活の場で行われる面接だからこそ、企業側としては、就活生のよりリアルな「人柄」に迫ることができるはずだ。(もちろん、相手のプライバシーに踏み込みすぐ利用な質問は避けなければならないが。)

実際に合って面接することの安心感が高くなることは否定しないが、面接会場の雰囲気などは本当に学生にとってとても大きな緊張感を生み出す場であり、面接だけで自分の人柄を表現する・汲み取ることは難しいだろう。

しかし、自宅・オンラインという環境をうまく利用すれば、対面以上の情報量を引き出すことは可能であり、学生としても面接会場よりも話しやすかったりするのではないだろうか。

このオンライン面接は、今年で終わってはならない。地方の学生のことなどを考えても続けていくことが必須だ。だからこそ、この記事の筆者のように「情報量が少ないのが課題とするのではなく、「いかにオンラインを利用して多くの情報量を獲得するか」を考えるべきだと僕は思う。


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