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2023.10.21 ワークショップ「ボードゲームから始めるエネルギー教育」を開催しました

2023年10月21日(土)に愛知県名古屋市にて、私が運営に携わっている「近未来エネルギー教育研究会」が主催のワークショップ「探究学習・PBL(問題解決型学習)に活用!ボードゲームから始めるエネルギー教育」を実施しました。
このワークショップでは、NUMO(原子力発電環境整備機構)が開発されたボードゲーム「地層処分って何だろう?ジオ・サーチゲーム」を体験し、エネルギー教育の興味・関心・理解を深めるためのゲームの活用について検討しました。
計画当初、小・中・高の教員と、教員を志す大学生を対象としていましたが、中学生の方にもご参加いただき、教える側・学ぶ側双方の思いが分かり、大変充実したワークショップになりました。

当日の様子

全体の進行は東京のRTF教育ラボ・村上敬一代表がされ、これからの学校現場におけるエネルギー教育の重要性について解説をしていただきました。

ゲームを行う上での予備知識を身につけるために、NUMOの高名祐介氏より、高レベル放射性廃棄物の地層処分についてご教授をいただきました。

高名氏より放射性廃棄物の地層処分についてご教授をいただいた後、参加者全員でジオ・サーチゲームに取り組みました。
このジオ・サーチゲームでは、3〜4人が1つのグループとなり、双六をしてできるだけ多くの情報を得て、グループで話し合いながら、放射性廃棄物の地層処分を行う場所を決めていきます。
ゲームを行う際、プレイヤーは「県会議員」の立場となり、グループのメンバーと話し合いながら結論を出すという点で、合意形成能力と当事者意識を育成することにもつながります。
今回のワークショップでは、特に中学生の参加者が意欲的に取り組み、盛り上がっていたのが印象的でした。

ゲーム終了後に質疑応答が行われ、率直なご意見や鋭いご質問が多く出されました。
今回のワークショップにおいては、エネルギー教育を進める上でボードゲームを使うことについて、多くの検討課題が出されました。
近未来エネルギー教育研究会と致しましては、それらに真摯に向き合い、ゲーミフィケーションを通したエネルギー教育について、より良い提言ができるよう検討して参ります。

今回は多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。

ジオ・サーチゲーム

RTF教育ラボ

今回のワークショップ全体のファシリテーターを務められた村上代表の団体です。

理科教育力向上ラボ

私が運営しています。
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