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ラテン?

Not to get in the way

先日、ピアノで所属しているビッグバンドでライブに出演しました。半屋外でとても暑かったです…。テキサスシャッフル風アレンジの、Out of the Doghouseという曲をやりました。犬小屋から出ろ!って意味かな?いいですね。

このライブに向けてのバンド練習で改めて気をつけたいと思ったのは、「他人の演奏を邪魔してはいけない」ということでした。online Berklee でもいろんな先生に何度も何度も言われたこと。Do not get in the way.
ソリストの伴奏は、当たり前ですが、ソリストより目立ってはいけないし、ましてや、ソロの内容を誘導するような演奏をしてはいけない(場合と相手によりますが、基本的には)。
ベースラインを弾く場合も、ベースラインの主導はもちろんベーシストなので、ピアノはベーシストの邪魔をしてはいけない。
ドラムと同じアクセントを演奏する時は、ドラムより先にいかない(イメージとして、ドラムの音に和音を添える感じかな?)。
ピアノは音域が広くオールマイティな楽器なので、改めて、バンドでの立ち位置を意識したところです。それぞれの役割があるところがバンドのおもしろさ。
ぜんっぜんできていませんが……。

ピアノソロをいただき、テキサス風のアレンジなのに、シカゴシャッフル風にソロ弾いてしまいました。なんかシカゴシャッフルがとても好きなんですよね〜。

シカゴ風シャッフル

Otis Spannさん、かっこよすぎです。

たぶんブルースは、アメリカの方々の魂の音楽なのかなと思っていて(日本人にとっての演歌みたいな)、アメリカ的な音楽を演奏する際には避けて通れないなと思っています。ジャズブルースとはちょっと違うんですよね。

Irakele

日々やることで頭がごちゃごちゃして、いろいろなことを何となく表面的にさらいがちですが、これからしばらくは時間や進捗をあまり気にしないようにゆっくりいこうかなと思っています。
今日はかっこいいなーと思っていたIrakeleさんをいろいろ聴いています。めちゃかっこいい!!!
(※Irakeleはキューバ音楽とジャズ、ダンス音楽等をミックスしたキューバのバンド。グラミー賞を受賞している)

それにしてもキューバの音楽はトランペットが大活躍だなあ。

キーボードがスピーカー&指一本で、汗ひとつかかず容易に生楽器の音量に対抗できてしまう理不尽な?クールさも好き。1:10頃キーボードのモントゥーノを境に、曲のキューバ色が強くなるところがかっこいい。

ジャジーな演奏も激上手です。何でもできちゃうんだなあ。


ラテンとは?

こちらの日記で、いい気になってラテンラテン言っておりましたが、ラテンの意味を知らなかったことに気づきました…。ラテン人=古代ローマ人の末裔、イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス、ルーマニア、ラテンアメリカの人々。ラテンヨーロッパとラテンアメリカがあり、ラテン音楽とは、ラテンアメリカ音楽とほぼ同義だそうです(ウィキペディアによる)。
ラテン音楽(≒ラテンアメリカ音楽)を勉強していたせいか、最近Chick Coreaさんが好きになってきました。ラテンアメリカの元祖?、スペインの方だからですかね。(←後日訂正、アメリカの方でした・・思い込みで書いてすみません・・)
彼のコロコロと乾いた装飾音が好きで、真似させてもらいたいです。このCrystal Silenceは先日のライブでもやらせてもらいました。

少しだけ分析させていただきびっくりしたのは、マイナー和音(短三和音)でomit3(3度を省く)を多用していたことでした。3度はメジャーかマイナーかを決定する音のため、これを省いてもマイナー感が出ていることにびっくりしたことと、でもだからこそ演歌のような湿った感じにならず、独特の乾いたかっこよさになってるのかなーと思いました。譜面では便宜上、マイナーコードが記されていましたが、実際マイナー3を多用するとなんかこれじゃない感が漂う気がしました。
一般的にマイナーセブンスでピアノは、9とマイナー3の半音をぶつけることが多いのですが、それに変わってこの演奏でチックコリアさんは、1と9(全音)、時々11と5(全音)、b7と1(全音)をぶつけていました。マイナーコードでマイナー3を弾かないのは慣れるまでかなり難しいですが、他の場面でも試してみたいなと思いました。

きっったない手書きの採譜。アルバム"Return to Forever”の中の バージョンです。コード上にマイナー3が無くともマイナー感が出るのは、メロディー全体にKey of Am(イ短調)のマイナー3のC音があるからでしょう。omit3されているEmのGもメロディ上にあるし(当該小節以外にあるところがミソですね)。3小節目のコードFメジャーで独特の達成感(私の中ではなぜか勝手にスペイン感)があるのは、主和音でomitされていたC音が堂々と出現するからかなと思ったり。なんかとってもおしゃれだなあーーー。こういうバランス感が大好きです。

ちなみに私が大大好きな曲、バッハのフランス組曲GMajorの中の、sarabandeはスペイン発祥の舞曲らしいです。スペインつながりで。


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