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正社員、ごりごり海外ワーケーションをするには。


もう20年近く前、世界の全てがここにある!と感じたカオサンロード。
去年行ってみたらそこは世界の中心などではなく、約500mしかないただの閑散とした道でした。

Brewusでは、約4年間フルリモートワークを行っており
私は去年から本格的に海外ワーケーションをスタートしましたが、その景色はちょうど去年の今頃、バンコクとチェンマイから海外ワーケーションをしていた際の一コマです。
(便宜上、海外ワーケーションという言葉を使いますが、実はあまり気に入ってないので誰か良い言葉をください。)

2023年は7ヵ国15都市/時差0~8h地域から、1週間〜1ヶ月半の期間で海外ワーケーションを行いましたが(日本人との交流をそこまで求めていないのもあるけど)日本から正社員で来てますという人になかなか出会わないので、色々書いていこうと思います。

なおエピソードは交えつつも、どこか特定の地域をおすすめ、旅行日記的なものではなく、あくまで正社員として海外ワーケーションをするには?にフォーカスしたもので耳痛な内容もありますし、SNSで発信されているようなキラキラ感は皆無なので悪しからず。


海外での働き方の変遷

そもそも幼少の頃から、世界を飛び回って仕事をする事は決めていたものの
自分が学生だった20年前~しばらくは、海外で働こうとすると選択肢として
①駐在員
 ※女性の駐在員は更にハードルが高い時代
②現地で起業している人
③日本の経営者で割と時間が自由になる人
④数は少ないけど現地採用(情報も少なかった)
⑤(もう少し後になってから)
 ブロガーやアフェリエイター等の、今で言うノマド系の人々
⑥現地の方と結婚した上で、現地で就業
⑦ワーホリ
⑧No Visaで現地で怪しげな(!)働き方や、埋没する
 埋没を働き方に加えるのはアレですが…
等しかありませんでした。

時が経つにつれ、技術が発展し情報が増え
徐々に現地採用も一般的になってきましたし、ノマドという働き方も出てきました(ここでは個人事業主を指す)。

近年になりコロナ禍でリモートワークが浸透し、海外に限らずワーケーションという概念が出てきました。
「働きながら旅をする」が可能になったわけです。

🌏雑談その1🌎
去年旅先で偶然、USとKoreanの先生友人ができ
(彼らは日本のように、部活受け持ちのようなものは無いので)子供達の春休みや夏休みを利用して長期旅行に来ており、そういう旅の仕方もあるのだな〜と話していて面白かったです。
ん?閑散期有給休暇のようなものを利用しているから、広義ではワーケーション?

時差の使い方

海外ワーケーションでHackが必要な事の一つが、時差です。

私の場合はベトナムの日系企業で2年半の就業経験があり、時差は日常生活の一部だった事と、時差有各地に行っていると1日が同じ24時間であるという概念が薄れてきています。
ベトナムは時差-2h、日本に合わせてVST7:50-16:50(JST9:50-18:50)
が当時の就業時間で、時差としては小さいほうだと思いますが
時差の大きい地域でも、行きたいのであれば自分が合わせに行けば良いというのが根本的な考え方です。

就業時間の定めがある会社の場合、定時と時差を合わせにいく事が必要になります。所定労働者、裁量労働者、管理監督者など様々な方がいらっしゃるとは思いますが、一旦所定労働に照準を当てつつの記載です。
例えば、弊社の場合は10:00-19:00が定時なので
-2h時差地域なら、現地時間の8:00-17:00就業。
仮に11:00-20:00の会社で-4h時差地域であれば7:00-16:00就業
といった具合です。

L.Aのように、時差の反転具合がちょうど良い国もあったりしますし
(主に現地時間夕方〜夜が、日本の就業時間帯)
朝型、夜型など得意な時間帯も皆違うと思うので、一概にどのくらいの国が良いとは言えないのですが、そこは時差も使いよう。
海外ワーケーション初心者であれば、まずは時差の小さい国(主にAsia圏)で慣らしてから、時差の大きい国でのワーケーションをし、自分の活動スタイルに合った時差がわかるようになれば良いと思います。

例:
弊社のように10:00-19:00就業の会社の場合
▪️初心者向け
JST10:00-19:00
ベトナムやタイ等-2h国/現地での就業時間8:00-17:00
夜ご飯など、ちょっと早く出られる

▪️中級者以上
JSTJST10:00-19:00
ウズベキスタン等-4h国/現地での就業時間/6:00-15:00
早起きは必要だが、夕方から観光に出ることができる

(上級者は、有給休暇の考え方に記載しようと思います。)

🌏雑談その2🌎
フィンランドで料理教室に行った際、オハイオ州とロンドンからTinderで初顔合わせ旅行に来ていたカップル(!)に出会いました。
女性は私と同じく海外ワーケーション中だったのですが
その際FinはサマータイムでUTC+3、アリゾナはUTC-5hだったので「日本なんてまだマシよ〜泣」と言われたのが衝撃でした。
愛は時を超えるんですね、ふむふむ(次元では無いですが、インターステラー感)。

有給休暇を利用した海外ワーケーション

「時差の使い方」の続きにもなりますが
海外ワーケーションにおいても、使い方によっては非常に有意義になる有休。

時差Hackで海外ワーケーション初心者、中級者向けは記載しましたが
上級者=時差が大きい地域へも行く場合、有休使用が便利または必要になってくると思います。※何時でも起きてやりますという方はスルーしてください。

例:
弊社のように10:00-19:00就業の会社の場合
就業時間/JST10:00-19:00

▪️トルコ等-6hの国/現地での就業時間4:00-13:00
-有休を使用しない場合
朝早起きして、午後から観光等に費やす
-有休を使用する場合
仮に2h時間休を使用すると、6:00-13:00の就業となり
朝は少しゆっくり起きる事ができます。

▪️欧州等-8h国/現地での就業時間2:00-11:00
-有休を使用しない場合
昼まで働いてお昼寝してから遊ぶ?or夜早めに寝てから仕事をする?
等の選択肢が出てきます。
-有休を使用する場合
AM半休を使用すると、6:30-11:00の就業になります。

丸1日の有休取得でなくとも
時間休や半休を使用するだけで、だいぶ行き先の幅や自由度が拡がると思います。
ただし、半休は労働基準法で定められておらず、時間休は労使協定の締結と就業規則への記載が必要なため、自分の会社にそのような仕組みがあるのか、気になった方は自社の就業規則を確認してみる事をお勧めします。
※細かい点を言及すると、労基法には有休取得にあたり「時季指定」と「時季変更権」等もあるので、法律、就業規則や会社の文化や柔軟性等、考慮する点は多いと思いです。

有給休暇と転職の考え方

有休は年々付与日数が増えていき、Brewusの場合は入社初日に10日間付与のため、6年以上(会社により6.5年以上)勤務でMAXで20日間付与されます。

昨今では、短期間での転職が常識になっておりますが
一社で長く働いて、多くの有休を得て海外ワーケーションに上手く使う(無論、他の事でも!)というのも、一つの手だと思います。

余談ですが
有休付与は法律に則って行われても、実際に希望通り有休が取得がしやすい会社かどうかを見極めるのはなかなか難しいかもしれないですね。
指標とされている有休取得率や有給取得日数も、多少の参考程度ですし。
年次有給休暇は、発生の日から2年間で時効により消滅しますが(労働基準法第115条、もっと長期間保有できるルールを持っている会社もある)
例えば入社後間も無くで付与日数が少ない人ほど、体調不良や何かあった時のために若干でも保有しておこうというのが心理でしょうし。

転職の際に、面接では条件面的なところは質問しにくい側面もあると思います。Brewusに入社を考えていらっしゃる方に関しては、最終面接に進んだ場合は私もおりますので(違います、ラスボスじゃないです😈)遠慮なくその辺りも聞いて頂ければと思います。

フレックス制と義務、責任への言及

海外在住者から、面接やその前のやりとりをする中でよく聞かれるのですが
弊社は、フレックス(コアタイム有)やフルフレックス制ではありません。

時間の融通は若干効かない部分はあるかもしれないですが
フルフレックスは時間が完全な自由になると勘違いしている人も多いので、それは気をつけた方が良いと思います。

コアタイムがある会社の中には、コアタイム内にミーティングを集中する等のルールがあったりもしますが、逆にそれが、時差有下になってくると煩わしくなる事もあります。
またフルフレックスの場合も、個人の都合より多数派やクライアントを優先して必要なミーティング等も入ってきますし
時間がじゆうだ、遊びったい放題♪遊びったいほうだいよれいっひ〜♪
と、思いの外自分をちゃんと律して働ける人はとても少ないと思っています。

先に記載した有休は労働者の権利ですが、権利には責任がついてまわります。個人的には、歳をとり管理側にまわるにつれ(極論)成果を出していればOKという考え方になりつつありますし、なるべく皆も自由度高く働かせてあげたいと考えています。
ただし権利だけを主張し、義務や責任を果たさないのは違うと思うので、兎にも角にも、まずはやることをやって成果出しましょう。(海外ワーケーションに限らずですが)話はそれからだ、と思います。

海外ワーケーションにあたり、調べる事(基本編)

基本は時差Hackし、パスポート(所によりVISA,ESTA)、Wi-Fi、クレカ&現金があれば何とかなると考えている前提です。

・時差
・VISAやESTAの有無: 日本のパスポートはトップクラス=Visa無しorアライバルVISAで入れるところが多い反面、油断していると申請忘れそうになる
・レートや物価
日本円安いですね🥺
単に為替だけでなく、ホテル物価だけ高い首都圏等もあったりするのである程度は知っておいた方が剪定の際の参考になります。
現地に行ってからも、物価感はスーパーや外食で大体掴めます。
・Wi-Fi含むホテル事情
・現金やクレカ、決済アプリの有無
昔上海のフードコートで現金不可、決済アプリも現地銀行口座が無いと登録不可で何も食べられない、他のところでもクレカは中国系資本の発行か銀聯しか不可という事がありました。
・交通手段、交通事情:公共交通機関、Taxi、UberやGrab等の配車アプリ
Google Map様のおかげで現地のバスに乗るのも容易になり、どこへ行くにも非常に便利になりなしたが、乗り方は各国や都市毎に違ったりします。
また、イスタンブールは配車アプリで呼んでも価格交渉が普通だったり、バンコクの夕方のTraffic Jamは1時間で1mmも動かないなど、交通事情も様々です。観光する分には良いですが、帰国日等に焦らないように配慮します。

もっと細かい旅行全般に関しては
旅Log系の方々が沢山書いていらっしゃるので、そちらを見る事をお勧めします。

🌍雑談その3🌏
ネット繋がらずで迷惑をかけた話。
現代ではWi-Fi完備のホテルがほとんどですし、携帯も現地Simを入れて繋いでいる人がほとんどだと思います。私もそうです。が、ごくたまーにどんな高級ホテルでも急遽繋がらなくなる事があります(瀕死

以前MTGが始まる直前にそうなり、運悪く携帯Simの調子も悪く通常時間であればカフェに急ぐ、または系列ホテルへ急ぐところを時差的に現地は朝の5時で真っ暗、連絡手段が皆無😭
何とか繋がってから参加したMTGでは、再度私向けに説明の手間をとらせてしまったりで周りに非常に迷惑をかけてしまいました。
例えば+αでポケットWi-Fiを持っていく等も一つの方法ですが、リモートワークもWi-Fiありきの話なので、気をつけないとと反省です。

海外ワーケーションにあたり、調べる事(リスク編)

これは、海外ワーケーションだからとか社会人だからという事よりもまず、自分の命を守るために。最大限気をつけてどうにもならない時はもうしょうがないですが、出来うる最大限のリスク回避は行います。

・治安、情勢(近隣国含む)
外務省HPをまずはチェック、その後X等でも現地の方情報を収集。
国全体もですが、行く都市毎に治安の悪い地域やストリート、犯罪傾向等も。滞在期間中だけでも現地のメディアも見ますし、ニュースには気をつけます。
・日本大使館の場所
現地警察が動いてくれる場合は良いですが、何か有事の際に一番に頼るべきところ。
・主な歴史(近年だけでも)、宗教、タブーとされていること、祝日
海外ワーケーションの場合は短期とは言えども相手の文化には敬意を払いますし、その国にとっての歴史/事実がどうなっているか(教わっているか)も知っていると役立つ事があります。
日本人の場合はAsia圏の祝日は要注意です。独立記念日がどこからの独立を意味しているのかを知らずに、不要な事を言ってしまう可能性も無きにしも非ずなので。
・自然災害
国によって多く起きる自然災害が違います。
日本だと地震が多いですが、例えばベトナムだと洪水が多かったりします。
・テロの懸念を含め、どこかで戦争が起きている場合は、渡航先の国がどこを支持しているか、また日本国としての支持内容の把握
・ラマダン、選挙
駐在員友人等は、会社からラマダン中は〇〇(某国や某国資本のビル等)に近づくなとダイレクトに言われていたりしますが
実際にテロが多くなったり、選挙前後も国によっては暴動が起きる場合があります。2024年は日本人がよく行く国や、経済や人口が大きい国での選挙が多いので、要注意だと思います。
・病院の場所
自分の加入している海外旅行保険やキャッシュレス、クレジットカード対応など、条件が合うところはどこか、何かあった時のために要チェック。
・多い病気、衛生面
地域によっては推奨ワクチンがあったりしますし、デング熱の流行り等季節性のものもあります。同時に日本ほど衛生的に優れた国も少ないので、衛生観念等も注意します。(コロナで全世界が飛躍的に手を洗い、消毒を行うようになりましたが)
・薬の販売方法
これは完全に自己責任ですが、国によっては日本では処方箋でしか手に入らない抗生物質や薬が薬局で買える場合もあります。
何かあった際には病院へ行くのが一番ですが、ちょっとした事や慣れているものであれば、私の場合は添付文書も調べて薬局で買う事もあります。同じ名前の薬でも国により基本容量が違ったりするので、薬を半分に割って飲んだ事もあります(日本は世界的に見ても基本容量が抑えめ)。
ただし過信しない事。もう10年以上前ですが、マラリア感染で亡くなった有名旅ブロガー夫婦の件は当時かなりショックを受けました。

🌏雑談その4🌎
以前イスタンブール行きのチェックインカウンターに並んでいる際、たまたま前にいたレバノン人のおじさんと
「ペトラ行きたいけどまだ行ってないんだよね〜」
「イスタンブールからも近いし2,3日あれば十分いけるよ!」なんてやり取りをしていました。
私はイスタンブールと他の国へも行き、イスタンブールへ再度戻る直前にイスラエル情勢が悪化。その際レバノンは次回だなと思いつつもトルコのアンタルヤは1,2泊で行けないかな〜と見ていた最中でしたが、地中海を挟んで対岸になるのですよね。直線距離で600km程あるとはいえどうなるか読めない段階だったので止め。
後にトルコの料理教室で会った子は、その後レバノンへ行く予定だったけど、情勢を鑑みてやめていたり。物理的な距離が近い場合は、更に周りの情報にも敏感になった方が良いなと思っています。

海外ワーケーションに向いている人と向いていない人

あくまで私の考える、ですが
▪️向いている人
-(そもそもフルリモート中の人や、リモート日+有休等で行ける人)
-責任や義務を果たす、何をしていても成果を出すのが当たり前と考えている人
-良い意味で公私混同、あまり垣根がない人
-暮らすように旅する、ゆったり目に旅したい人
私の場合はですが、体力がなく疲弊しやすいのに時間があると無理して観光しがちだったので、仕事がある事で程よくセーブされる
-臨機応変力のある人
日本にいると絶対ない、想定できないような事も普通に起きるので、それに対応できないとストレスにもなりますし、逆に対応しているうちに経験値が上がります
-1人行動ができる人、好きな人

▪️向いていない人
-お休みは、仕事から完全に離れたい。休みは休み、仕事は仕事な人
-朝から晩まで観光したいタイプ
仕事をしている時間もあるので、うずうずするかもしれません
-自分を律せない人
-臨機応変力が無い人

🌍雑談その5🌏
私の場合は、基本は1人で行くのですが
偶然にも外資CSの友人がフルリモートなので、現地集合で同じホテルの別部屋を予約し、夜ご飯だけ一緒に食べる等で程よい距離感でワーケーションしたり、各国に住んでいる友人に会いつつ、なども楽しみだったりします。

CS友人とコラボした際、友人の仕事が精神的に大変な時期で「せっかく海外にいても大変な時は大変だ〜」としょんぼりな日もあり
海外ワーケーションというと、AIでも海沿いチェアでPC叩きながら片手にココナッツみたいな画像が出てきたりしますし、すごくキラキラしているように思われたり、そう見せてる方もいらっしゃいますが(実際にいるのでしょうが)安心してください、日常生活と何ら変わらないし非常に地味ですよ😂

懺悔の部屋

実は、一番最初の海外ワーケーション時はまだコロナ渦の2021年。
自分の人生にどうしても必要な用事ができたため、渡航する事にしました。
が、流石に何かあったらまずいと短期間、役員にも内緒で行き普通に仕事をし、無事に帰国した後にお土産を渡すとともにバラし
もはや怒るというよりドン引きされたことは、ここだけの秘密です。

何もなかったから良いものの
良い子の皆様におかれましては、真似をしないよう😈

思い返せばその前にも、休暇で海外にいたけど緊急対応があり海外から仕事をした事はありました。(この辺りはポジションがポジションなので、権利に対する義務責任だと思いますし、個人的には全く問題無し)

前例がなければ交渉してみる

海外ワーケーションへ行きたいけど、同じ会社でやっている人がいない、話を聞かないという方は、まずは就業規則等をチェック、使える制度がないか、また自分の有休残日数等も確認の上、ある程度具体的な予定も立てた上で(何か起きた際のリスクヘッジ踏まえ)上長に交渉してみてはいかがでしょうか。漠然と行きたいんですよね〜と言われるより、こういう日程で時差はこのくらいのため現地時間で◯時〜◯時就業予定で、情勢的にはこうですし〜等、具体的に相談された方がイメージがつきやすいと思うのです。

ただし、権利と責任は紙一重。
自分の日頃の行いも鑑みた上で、お願いします。

Brewusでの海外ワーケーションについて

弊社内では過去、私以外にも韓国、タイ、出張中のベトナムから働いたメンバーもいます。
仕事で成果をしっかり出しているメンバーには、本人が望めばどんどん海外ワーケーションにもチャレンジして欲しいです。様々な文化を経験する事で、ある種のポータブルスキルが身につくと思います。

しかし正直なところ、過去に転職応募があった方で唸ってしまったケースもあります。
-海外に住んで働きたいから(しかも初)以外にBrewusへの志望動機が皆無
-海外行きたい事はレジュメからも読み取れるけど、本当にその段階なのか?と思わざるを得ないスキル感
-そこそこ日本との時差が大きな国に住んでいて、MTG時間等は応募者側に合わせて欲しいし(そもそも物価の高い国で)給与も能力ではなく物価に合わせて考慮して欲しい、一切譲れない発言

個人的には理解できない事もないですが、Brewusでの副業についてに記載した内容と言いたい事は一緒なので、ご一読頂ければ幸いです。
またBrewusの技術ぶちょも、フルリモートワークを3年以上続けて失ったもので、そもそものリモートワークのデメリット部分も踏まえて言及しておりますので、自分のリモートワークスタイルを振り返ったり、海外ワーケーションありきでなくともこれからリモートワークしたいなという方は、果たして本当にリモートワークは今の自分のフェーズに最適解か?も合わせてご検討ください。

旅先の楽しみ

海外ワーケーションの場合、基本的には普通の旅行よりも観光等の時間が制限されます。なので、海外ワーケーションに向いていない人のところで「朝から晩まで観光したいタイプ」も入れました。
人により、好きなものや重きを置いている事も違うと思うので、これだけは!という1つを決め、時間がなくともそれだけは必ず見にいく、食べる等もお勧めです。

私の場合は「食」。
現地の美味しいご飯を食べるのもですし、必ず現地の料理教室には行きます(3h~丸1日完結)。同じく市場やスーパーマーケットも周って現地の食を可能な限り理解し、本屋さんで現地のレシピ本も買ったりします。
それ以外は観光したい等があっても優先ではないので、時間や自分の体力とも相談し、行く行かないも決めます。

周りの友人や同僚にお土産を買って送りつけるのも(!)楽しみだったりします。去年はドリアン味づけ豆や、サルミアッキ、サウナ用品〜アミの塩辛まで(ふ、普通のものも買ってますよ)。


おわりに

世界を飛び回って仕事をすると決めた幼少時
私のイメージ像は、バリッとスーツを着てピンヒールをカツカツさせ颯爽と歩く姿でした。◯年経った今、上下スウェットにスニーカー、すっぴんマスク、長距離路線では腰痛軽減ざぶとんも持ち込むのが現実です。
そもそも当時の自分には予想もつかない働き方が、時代の変遷とともに浮上していますし、7年前にベトナムで働き始めた時でさえ海外ワーケーションはまだ働き方の選択肢に入りようがありませんでした。

約10年毎に大きな事象があり、それに呼応するように働き方も変化します。
2016年当時書きなぐった2020年予測には、起きる事象は「?」で、働き方のところに「自由、多様な働き方の追求/多様期」とあり、実際海外ワーケーションに限らずそうなっていると思います。
時差はないものの物理的な面で言えば、首都圏郊外や地方へ引っ越すメンバーもいますし、繁忙期を避けて仕事を継続したまま実家へ帰省するメンバーもいます。
2030年に起きる事象は同じく「?」ですが「目的の進化、お金や生活のために働かない/収束期」みたいなところでしょうか。詳細な内約まではまだ見えていませんが、これはYukoringoの大予言ではなく働き方の変遷を年号化すると誰でも見える内容です。

上記のように変遷したとして、自分が少し先の未来にどのように海外に関わるのか皆目検討もつかないですが
海外に出て拙い英語ながら各国の人と話し、生活を垣間見、その土地の美味しいものを食べているとみんな好きになりますし、汎用的な言い方になってしまいますが、ただただ世界の平和を願ってやみません。
日本でのパスポート保有率は年々低下していますが世界一の強さは今も健在なので、海外ワーケーションに出ていく人がもっと増えると嬉しいなと思います。


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