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日本の行事

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日本の行事や節句のお話
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夏越の祓 六月三十日半年ごとに穢れを祓い清める行事

夏越の祓 六月三十日半年ごとに穢れを祓い清める行事

六月三十日と十二月三十一日は、半年の間についた国家や万民の罪や穢れを祓うために「大祓」という神事が行われてきました。

六月は「夏越の祓」、十二月三十一日は「年越の祓」といいます。

奈良時代には、親王と大臣、従五位以上の役人が宮中の朱雀門に集ってこの儀式が行われたと伝わっています。

現在も宮中を初め各神社で行われていますが、一般的には神社からいただく紙片の形代に身の穢れを移し、これを大祓の当日

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昭和の日 4月29日

昭和の日 4月29日

昭和の日は、平成19年から

ゴールデンウィークの最初の祝日である昭和の日は、
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨とした国民の祝日です。

4月29日は昭和天皇の誕生日で、
1948年(昭和23年)から1988年(昭和63年)までは天皇誕生日の祝日。

それ以前は天長節と呼ばれていました。

1989年(昭和64年)1月7日に昭和天皇が崩御され、今

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上巳の節句 雛祭り 3月3日

上巳の節句 雛祭り 3月3日

女の子の成長を祝ってひな人形を飾る行事

上巳の節句(じょうしのせっく)
上巳の節句は3月3日の雛祭りのことです。昔は、3月初めの日の日に雛を祀ったところからこの名が残りました。この日が、五節句に数えられたのは江戸時代に入ってからのことです。"桃の節句"とも呼ばれる女子の節句で、雛壇をかざり、女児の誕生を喜び、末長く幸福であるように祈るための行事です。
中国では、この日に川で身を清め、不浄を取り払

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