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”we are the world”で泣けたから 9月22日はオトナ記念日

まさか”we are the world”を聞いて泣くなんて、思ってもいなかった。

今日たまたま見ていた行列のできる法律相談所で、”we are the world”が軽く話題に上がった。”we are the world”はアフリカの貧困を解決する目的で、アメリカのアーティストたちによってうたわれた曲だ。”we are the world”といえば、わたしにとって中学の英語の授業のイメージが強い。授業中に何度も映像を見せられたのだ。14歳前後だったあの頃は、「あの人の歌い方激しすぎww」「あの派手な女性、チャラそう……w」とアーティストの歌い方ばかりに目がいき、歌の意味とか目的なんて全く考えてなかった。

今日、部屋に戻って”we are the world”をYoutubeで見てみた。正直、分からないことだらけだ。画質の悪い動画に映るのはきっと有名な人ばかりなんだろうけど、私が知っているのはマイケルジャクソンくらい。英語の能力も昔から上達していないので、歌詞の意味はニュアンスしか分からない。

でも何でだろう、ものすごく感動した。アーティストたちが歌っている姿を見て、ほんの少し泣いてしまった。

まず多忙なアーティストたちが一カ所に集まり、アフリカの貧困解決を願って歌っている。中にはパフォーマンスの人もいると思う。それでも全員で息を合わせて1つの曲を歌う姿は迫力あるし、見ているだけで励まされている感じがする。10代の頃に経験した合唱コンクールのときみたいに、全員の気持ちが1つになっている瞬間は見る人に元気や勇気を与えるんだろう。

そして出演する人がみな個性的だ。誰一人同じ歌い方はしていないし、中にはびっくりするような歌い方の人もいる。でも総じてうまい。惚れ惚れするほど歌が上手い。人前で大きな声で歌えるのも、周りと違う歌い方ができるのもすごい。25歳になったからこそ、動画に出演している人たちのすごさがよく分かった。

歌詞はよく分かってないけど、キレイな歌声で”we are the world”と言われると心に響く。嫌なことや悲しい出来事があっても、私たちは1つの世界に生きていて、皆仲間だ。きれいごとと分かっていても、いい言葉だな~~としみじみと感じられる。

中学時代は何とも思わなかった”we are the world”だけど、25歳になってこの曲のすばらしさが身にしみてわかった。ほんの少しウルっときたのは、大人になったからかもしれない。だから”we are the world”を聞いた9月22日はオトナ記念日ってことにしておこう。

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