見出し画像

卒業生からみた「お茶の水女子大の危ういセキュリティ」


悠仁様が通う中学の机に、刃物が置かれていたらしい。悠仁様の通うお茶の水女子大学附属中学の防犯カメラには不審な男が映っており、警視庁は調査を進めているという。今から4年前、わたしはお茶の水女子大学(お茶大と略す)に通っており、当時悠仁様は同じ敷地内にある附属小学校に通っておいた。今回のニュースを、かつて悠仁様と同じ空気を吸って学生生活を送っていた(?)立場から考えると、「お茶大ならありえるな」と思った。お茶大のセキュリティは、正直結構危うい。

たしかにほかの大学と違い、在学生は学生証の提示をしないと学校に入れないし、外部の人は入校の許可を得る必要がある。一見厳重なセキュリティにみえるが、警備員からかなり遠くの位置で学生証の3分の1をちらっと見せても入れてしまう。真偽のほどは不明だが、かつて遊戯王カードの提示で入校できたとTwitterのつぶやきすらあった。在校生に対する性善説により、実はかなりカンタンに侵入できてしまうのだ。女子大生風の悪人なら、侵入は楽勝かもしれない。

もちろん侵入はできても、悠仁様への接触は容易ではない。悠仁様の通っていた小学校の周りには何人もSPが配置されており、じっと校庭を眺めていた。附属の学校は大学と同じ敷地にあっても、それぞれの学校が塀で仕切られて大学の学生でも気軽に入ることはできない。ただ附属の学校では教育カリキュラムが独特で相当力を入れており、同様に教師の卵を育てることにも並々ならぬ力を注いでいる。数か月間附属の学校に通って生徒と触れ合う授業は、教育コースであれば受講できる。また教員免許の取得をするものは、ほぼ強制的に附属の学校で教育実習するよう決められている。そのため悪人がもし教育や教員免許の取得を志せば、学校の中へも入りこめてしまうのだ。

お茶大は、性善説を前提としたセキュリティとなっている。もちろん誰でもはいれてしまう他の大学と比べれば安全ではあるものの、冷酷な悪人から子どもを守れるかと言われるとちょっと不安になる。これからもお茶大のゆるやかな平和が維持されるよう、早く犯人が捕まってほしいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?