Yuki

30代会社員。音大を卒業し、現在は週末アマチュア打楽器奏者として演奏活動を続けています。

Yuki

30代会社員。音大を卒業し、現在は週末アマチュア打楽器奏者として演奏活動を続けています。

最近の記事

目の前に全力で取り組めることがあるということは

小さい頃からプロの音楽家になりたいという夢を持って打楽器に打ち込んできたからか、何かしらの目標に向かって打ち込んでいる時が一番自分が生きているという実感を得られる傾向にあるようです。 今は会社員をしながら可能な範囲でゆるりと音楽をやっている訳ですが、それでも出来ることを全てやり尽くした本番とそうでない本番では充実感が全く異なります。 最近、自分に伸ばす余地があることは生きる希望でもあるんじゃないのかと思うようになりました。 今日より明日、明日より明後日少しでも前に進めると

    • 手放すことで、整える

      先週書いた身体のかゆみはだいぶマシになりました☺︎ 気温に慣れてきたのと、ゆっくり湯船に浸かることで多少睡眠の質もあがったようです。 新年度に入って色々と心も落ち着かなかったこともあり、先日から様々なものを少しずつ手放していっています。 ・テレビが入っていた大きい段ボール ・古いスマホ ・全く触っていなかったゲーム機 などなど。 空間がその分広がるので、自分の心にも少し余裕が生まれてスッキリとした気分になります。 そうすると不思議と臨時収入が思いがけず入ったりと、金銭的に

      • 環境の変化とメンタルコントロール

        春先、暖かくなってくると全身がひどくかゆくなり毎年苦労をしています汗 病院に行って薬をもらったりたくさん水を飲んだり色々してきましたが、一番効果があったのは冬のうちからサウナで汗を定期的にかいて暑さに慣れておくことだった思います。 今年は子育てもありそれが出来なかったので最近とても全身のかゆみに悩まされています、、 自分自身が変化していなくても、周りの環境は勝手に変化していくので上手いこと対応していかなければいけません汗 全身のかゆみは夏になるとあまり感じなくなります。身

        • 本番で伝えたいことが伝わる時

          先日の発表会は練習不足や体調不良も相まってなかなか思うようなクオリティを出せない本番でした。 でも演奏を聴いてくださった方から終演後に、正に自分の伝えたかったことを感想として頂いた時は涙が出そうなくらい嬉しい気持ちになりました。 今回は自分が高校時代に演奏していた曲を当時の僕よりはるかに上手に演奏する高校生がいたり、以前にもまして格段にレベルアップした方々が演奏した後のトリを努めさせて頂きました。 少し前にやっていた朝ドラ「ブギウギ」の歌合戦のシーンの主人公と同じような心境

        目の前に全力で取り組めることがあるということは

          良い演奏をするためには心と身体を整える必要がある

          本番直前は色々と考えることが多くなります。 今回はソロと二重奏の本番なのでいつもより多くのことを考えています。 タイトルにもある通り、ここ数年は本番前の心と身体のコンディションを強く意識するようになりました。 何のために心と身体を意識しているのか、少し言語化してみたいと思います。 身体が疲弊していると、自分の音が聴こえなくなる演奏する際には一音一音を注意深く聴く必要がありますが、この音が聴こえている度合いは身体の状態によってかなり差が出てきます。 もちろん疲れていても音と

          良い演奏をするためには心と身体を整える必要がある

          続けると欲張りになる

          表現したいことと、書いた文章の中身の乖離を感じる今日この頃です。 書く技術の問題なのか?それとも別の問題なのか? 毎週滞りなくnoteを書き続けているだけで満足でしたが、少々欲張りになってきました笑 音楽を演奏する時は一音一音明確な意図を持って表現しようと出来るのですが、文章になるとなかなかこれが難しい。 クラシック音楽の場合は既にある楽譜に基づいて表現しますが、文章は自分の内面から表現するものを新たに紡ぎ出す訳ですからより難しいのかもしれません。演奏よりも作曲に近いの

          続けると欲張りになる

          今をいかに味わうか

          昨日は週半ばの祝日にオーケストラの本番でした。 会場の雰囲気がとても良く、お客様も演奏者も音楽を目一杯楽しんだ素敵な時間だったなと思います☺︎ 今回は個人的に非常に集中力の要る曲目で、その難しさから大学時代ずっと避けていた曲でもありました。 長く続けていると不思議なもので過去に避けていたものを避けられなくなる状況が定期的に訪れます笑 実は2年ほど前にも同じ曲を演奏したのですが、その時は仕事にも慣れていない時期で準備も十分でなく、あえなく撃沈…。非常に悔しいというかやるせな

          今をいかに味わうか

          何を伝えるために練習するか

          歳をとるにつれて、例え個人練習であっても無駄な音を出したくないなと思うようになりました。 例えば料理の練習をする際には、人に食べてもらう料理ではなくても食材を粗末に扱うと食材の命や生産者さんに大変失礼なことになります。 楽器演奏では粗末に音を出したとしても誰にも迷惑はかからないですが、日頃からの音の出し方は何が起こるかわからない本番でも必ず影響すると考えています。 オーケストラとかアンサンブルの練習でも、練習前の音出しで丁寧に音を出す人、もしくは本当に必要最低限な部分だけ

          何を伝えるために練習するか

          評価されることを目的にしない

          今回は "結果よりも過程が大事" という話ではなく、 "結果をどの軸で捉えるか" ということを考えてみます。 前提として、僕は過程よりも結果の方が大事だと思っています笑 演奏においては音を出すまでの準備段階がどれだけ素晴らしいものだったとしても、出した音が良くなければ全てが台無しになってしまいます。 結果がふるわなければ言い訳をせず、素直にそれを受け止める。そして次に活かすための努力を積み重ねていくことこそがポジティブな向き合い方だと思っています。 今の例では良い音

          評価されることを目的にしない

          2月は一瞬だった☺︎

          これといって書くテーマもないので思いつくままに書いてます。笑 親になってから、周りの人が幸せになるようなお金の使い方、時間の使い方をしたいなぁとよく考えるようになりました。 読む本も投資の本や住宅の本などライフステージに大きく関わるような内容の本が増えてきました。 そして社会人になってだいぶ経ちますが、日経新聞をようやく毎日読むようになりました。 新聞なんて高いしなぁ、、と思っていたのですが、転職して業界が変わったことによりたくさんのインプットをする必要が出てきたので思い

          2月は一瞬だった☺︎

          【放浪記】苦境から生み出されるものには何が宿る

          去年の12月にラジオで偶然、作家の林芙美子さんの亡くなる4日前に放送された肉声を聴きました。 昭和26年に放送された若い女性からの様々な人生に関する質問に林さんが答えていく内容です。 車の運転中でしかも音質もそんなに良くなかったので内容はきちんと聞き取れていなかったのですが、その語り口はとても優しくかつとても力強いものでした。 聴いたラジオが非常に頭に残ったので、林さんの代表作「放浪記」を軽い気持ちで読み始めたのですが、、読むにはなかなかな覚悟の必要な内容でした汗 苦境から

          【放浪記】苦境から生み出されるものには何が宿る

          まだまだ積み上げられていない

          写真は久々に見た猿沢池です。 平日ですが観光客がたくさんいました☺︎ 書くこともすっかり習慣づけることができまして、毎週投稿を始めてから一年を越えました。 さぞ、たくさんの記事が蓄積されているんだろうなぁとプロフィール欄を見返してみたのですが、、どうも記憶に新しい記事ばかりが並んでいてまだまだこんなものなのかと少し落胆しました^^; そう、週一投稿とはこんなものなのです笑 モノになるには100記事は書かないといけないと思っていたので、最低でも2年書き続けないとスタート

          まだまだ積み上げられていない

          本番で感極まる時

          歳のせいか、人前で感情が溢れることが多くなってきました笑 先日の本番はたくさんの方々にお越しいただき、何より飛び切りの笑顔で温かい拍手を頂いたことにとても心揺さぶられました。 出番こそそれほどなかったものの、主催公演ということで、自分がやるべきことは普段のオーケストラの本番よりもかなり多く、日常生活にも影響が及ぶぐらいウェイトが高かったこともあり演奏会が無事に終わったことにホッとしたのかもしれません。 どんな本番でもベストを尽くしているつもりではあるのですが、今回は知らず

          本番で感極まる時

          書くことで集中力を高める

          仕事にしても家事にしても、最近はマルチタスクが求められるようになりました。 家事を自動で進められる家電やAIなどのテクノロジーの発達が大きく影響しているのは言うまでもないことですね。 ただ、そうすると今この瞬間にやっていることに対して100%集中する時間がどんどんなくなっていくようにも思います。 僕が日々生きている中で、集中しているなと感じる時間は2つあります。 ・音楽を奏でている時間 ・文章を書いている時間 いずれも、自分に真正面から向き合わないと十分なパフォーマンス

          書くことで集中力を高める

          作為的な演奏とはどういう状態なのか

          作為的 - 故意に行うさま。また、不自然さが目立つさま。「—に仕組まれた事件の筋立て」 (goo 辞書より) 妻が先日レッスンで先生から、”わざとらしい演奏になっている”と指摘を受けたらしく、僕も録音を聴いてみると確かに作為的な印象を受けました。 こうした方が良いんじゃないかと色々練りになった結果、少し不自然な感覚を覚える演奏になっていた訳です。 でも演奏する上では必ず意図もつ必要があって、かつそれを表現するためには何かしらアクションを起こさないといけないのも事実です。

          作為的な演奏とはどういう状態なのか

          今日一日が将来に繋がっていると意識すること

          学生時代と会社員になってからの本番前の一番の違いは、不安要素があった時に練習で解決する時間があるかないかに思います。 平日は練習時間ゼロ、本番当日に1週間ぶりに楽器を触るなんてこともたくさんあります。 それでも聴きにきてくださる方々のために本番ではベストを尽くさないといけない。 そんな日々を過ごす中で、本番は練習の積み重ねだけではなく、それ以外の日常生活の詰め重ねも含めた結果だとここ数年思うようになりました。 例えば粗雑な暮らしぶりだと、やっぱりどれだけ練習しても良い演奏

          今日一日が将来に繋がっていると意識すること