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自分の居場所は自分で守る

高校生の時、吹奏楽部の顧問の先生が自分の席は自分で守れという主旨の話をしていました。

コンクールには人数制限があって、ある程度人数の多い学校では部員の中から選抜されたメンバーが出場することになります。
大体は事前のオーディションで選ばれるわけですが、選ばれた後に練習を進める中でメンバーを替えられてしまうなんてこともよくある話です。

社会に出ると、自分の居場所は基本的に何もしない限り得られないことがわかります。
仕事をするためには就職活動をして面接で採用されなければいけませんし、家庭を築くためにも自ら努力をすることは避けられません。
そして一旦得た居場所も、放っておくと知らず知らずのうちに失ってしまうなんてこともよくある訳です。

今いる場所や身近な人を当たり前と思わずに大切にしようとかいう話はよく聞きますが、そういうのは一度失ってみないとわからないんじゃないかなぁと思っています。
何かしら大きな喪失感を感じた時に、今いる場所と身近な人の大切さを改めて感じ取れるか。

想像力は経験でしか培えないと考えている今日この頃です。

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