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祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.10:お金

僕がビジネスと投資で学んだことをまとめました。記事の半分は無料、残りはメンバーシップ会員になるとお読みになれます。


🌟お金の本質は「信用」

世の中の大多数の人が「お金=価値がある」と信用しているからお金は成り立っている。
この信用さえあれば、価値を交換するときの「しるし」はお札や硬貨でなくても構わない。
信用さえ担保されていれば、ビットコインも1万円札以上の価値になる。

🌟信用の有無でお金の価値は決まる

1万円札に永遠の価値はない。
日本国が力を失って信用をなくせば紙幣は紙切れとなる。
株や債券も運営元が破綻すれば紙切れ同然になってしまう。
一方で信用さえシェアされていれば、仮想通貨も1万円札と同等の価値を持つ。
ポイントやマイルも信用がシェアされているから使える。

🌟通貨の流通は国のリーダーの信用度合いで決まる

人々の間で信用が共有されていないお金は流通しない。
たとえば中国の明の「永楽通宝」という銅貨は江戸時代まで日本で使われた。
これは明の国力が強かったから。
北朝鮮の闇市では米ドルと日本円が絶大な信頼を得ていると言われる。

🌟江戸時代は「お金=米」だった

武士の給料は米で支払われていた。
また税金は米で徴収されていた(年貢)。
経済力も米の生産高で示していた。
1石とは「大人1人が年間消費する米の量」。
たとえば加賀百万石の百万石とは「人口100万人を飢え死にさせない豊かな経済力の自治体」を意味した。

🌟江戸時代は米が豊作だとトラブルが増えた

なぜなら武士の給料は米の現物支給だったから。
米が豊作だと米の値段が下がり、武士の生活は困窮した。
そのため武士は借金をしたが、貸し借りのトラブルが多数発生した。
そこで米価を安定させるため、大岡越前守は世界初の公設先物取引市場を大阪に作った。

🌟1万円札はしょせんただの紙切れ

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