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ついに、光が見えた!

ついに、
ついに、光が見えた!

今日、娘の病院の受診日だった。
2週間前に受診した時は、ドン底だった。頭痛、吐気嘔吐、幻覚幻聴、足がおかしくなり歩行困難、食欲不振……
なかなか良くならない症状に、医師は入院した時と同量の薬を出した。(その時幻聴がなくなったから)
そうすれば、幻聴が消え、それによる頭痛、頭痛によって引き起こされていると思われていた吐気もなくなるであろう、と考えたのだろう。

しかし、依然として良くならない。というより悪化の一途を辿り、足がどんどんおかしくなっていく、吐気だけじゃなく嘔吐まで始まる。歩くのも大変になってしまっていた。

それでも気丈に振る舞う娘。私は早くなんとかしないと、再び心までやられてしまうのではないか……?と内心焦っていた。

私は、足は薬の副作用だと疑っていた。だが医師にも電話で確認したが、感覚敏感だと流されてしまった。私の独断で薬を止める事は出来ない。心配になりながらも医師に従うしかない……

娘は食事もしなくなり、元々食の細い娘の体重はまた減りガリガリになってしまった。
水分も飲めなくなり、そして必然的に薬も飲めなくなった。

娘はどうなってしまうのか……


次の日。
薬を飲まずでも、ぐっすり寝れたのだ。吐気や頭痛ですぐ目覚めてしまう娘が朝まで寝れたのだ!眠れた事で少し元気。ご飯も少し食べた。

その晩、水が飲めるからと、薬も飲もうとした娘を私は制止した。
「寝れたのなら、いらないんじゃない?5錠もある薬全て、心を穏やかにする薬や、睡眠を促す薬なんだから。」
「そっかぁ~、」と納得したらしく、その晩も薬なしで過ごした。

また、寝られた。

そして、

あれ?歩き方普通になってない?


娘にきいてみると、なんかあまり気にならないと言う。

これは、もしかしたら、やっぱり私の思った通りなんじゃ?


そうして、薬なしにして、5日経った。

足が治った。

そして、
今日受診した。
私は前もって娘に、病状について詳しく聞き取りをし、メモって医師に話をした。

いくら強い薬を飲んでも、
感覚がふわふわになって歩いている感覚がなくなっても、
幻聴が聴こえないときでも、
楽しいことをして気分が良いときでも、
頭痛と吐気はずーっとある。
だから、気のせいでも感覚敏感でもないのだ。と。

今はもう不安はないんです!
だから先生、不安を和らげる薬はもういらないから、頭痛薬と吐気止めを下さい!

四月から新しい担当医に変わって、以前の担当医の書いたカルテばかりを見て自信なさげに娘を診断していた。
そりゃ以前は不安材料があり気持ちも沈んでいた時期もあった。だが、今の娘は違う。ヤル気も出てきて、あれこれしたいことが出てきた。それなのに、変な足と頭痛、吐気が邪魔をする。
心は病んでいない!だから、今の娘を診て!と思いながら、必死で説明した。

聞き入れてもらった。

今までの薬は全部なくなった。代わりに、頭痛薬、吐気止めをもらった。


さぁ、治るかなぁ~どうだろう~

半信半疑で薬を飲んだ。


2時間くらい経った頃だろうか…
娘が
「お母さん、頭も痛くないし、吐気もないよ!」

と教えてくれた。


夕飯もパクパク食べた。
「こんなにも気持ちよく食べられるなんて、何年ぶりだろう~」って言いながら。😊😄😊
「みんなはこんなに美味しく食べてるんだね~幸せだね~🍀なんだか、勝手に口が笑っちゃうんだけど……へへへ😆😄😆」

と言いながら、娘は笑った。




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