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【詩】寺歌(てらうた)

わたしが絶望しないのは

影からわたしは離れているから

わたしが絶望しないのは

私の影を見抜いているから

ことばを思い出し

悲しい気持ちになったとしても

ことばを尽くして

愛のことばを書きましょう



古塔婆入れに、
(ことば、ことうば)

古い塔婆を入れてください。
(とば、とうば)

ご供養の上、
(ごくよう)

お焚き上げいたします。
(おたきあげ)



新しいことばに

新しいこころを添えて

のこした想いも

抱きしめて

あの世の貴方に

届きますように。







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