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つれづれエッセイ

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創作関連覚書だけど、おそらく書評とかネトフリ感想とかも入ってくる、そういったもののまとめ。
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フリーランス40歳の壁

フリーランス40歳の壁

ここんとこ、

「50代女性だけど最近デビューして少女漫画家になったので、人間やればなんとかなるよ」

というポストを見かけ、たいへん励まされた気分になりました。私は同年代だけど、女性向けの漫画家のキャリアは28年くらいかな?しかし、キャリアが長いひとはキャリアが長いなりの難しさがあって、同年代でも、デビューしたてのひととは見えてる現実が全然違うんですよ。

私はこの竹熊さんの本を6年くらい前に読

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ネタが

ネタが

ピッコマさんのTLアプリデイリー部門で、先日、拙作が5位いただいた。読んでくださった方がた、どうもありがとうございました。なんか気恥ずかしくてスクショはあげない。ピッコマさんといえば日本国内最大手の韓国系電子書店さんで、サブカル総本山。私、50代なのに、そんなことってあるのか。ひとまず旦那に自慢しました。これが最初で最後かもしらん。編集部のみなさまお疲れ様です。おかげさまで!!

TL描くのすごい

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連載言いづらい

連載言いづらい

今、Xのほうでたいへん言いづらい話がある。というのも、某認知戦にがっつり巻き込まれていて、仕事の話がすごいしづらいのだ。仕事関係(読者さんも)のひとたちも困惑している空気がむんむんで、申し訳なく思ってるんだけど、私はもともとこの10年以上、趣味が政経と韓ドラな人間なのです。すみません。いつも政経の本ばっかり読んでいる。以前はnoteで政経の話をしていたんだ。趣味すぎて黙っておられず。今はXで政経の

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ストレスと心の筋肉

ストレスと心の筋肉

最近うちの旦那が、

「職場でストレスが全然無くってヤバい」

と言っている。なんでも、ストレス無さすぎて腑抜けになりそうらしい。贅沢な悩みだ。「幸せすぎて怖い」と言われたようなかんじだ。お互い50代で、旦那は特に「変な上司がいない」状態だから楽なんだろう。特にうちの旦那は私の夫になれるだけあって、異様に安定感がある温厚な人柄だ。トラブルに全く巻き込まれないタイプだ。そのうちヤバい新人とかが入って

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気持ちの悪さ

気持ちの悪さ

異次元金融緩和もずっと追いかけていたんですよ。

って何度も言ってる。ここのところ、為替も含め、市場は揺蕩うようだった。あの日本版ブラックフライデーから。今もずっと、急にどっちの方向へ動くのかわからないような、そういう気配を見せている。

予想と言ってもイマイチわからない。要は、全然わからないんだ。

ただ、この、揺蕩うような感じが気持ちが悪いな、とは思っている。異次元金融緩和を10年以上見続けて

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『食が壊れる』読書感想

『食が壊れる』読書感想

https://a.co/cdwbYN7

堤未果さんはファンなので結構読んでいると思う。全部じゃないけど。最近読んだのはこの本だ。

新自由主義って言ってもどんな動きを指し示すのかよくわかんない、という人は多いだろう。その、具体的な大企業の動き、法の改正のためのロビー活動、広報、情報工作、レッテル貼り、思考回路、そういったものを丁寧に追いかけるドキュメンタリー本だ。新自由主義の悪影響は、搾取、貧

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500年

500年

多くの人が指摘しているように、株式市場のこの下げは地球規模の大きな体制の変換期と言われていて、段階的に、ゆっくりと、下げて行きそうだ。本命はドルなので、むしろパニックはこれから。ドルに関しては揉めに揉めるので、動きの予想が難しい。振り回されるだろう、ぐらいしか、私にはわからない。かなり激しく。かなり大きく。

500年に一度の覇権の移行、って言われている。

500年って言うのは、奴隷貿易が入るか

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健康

健康

「自分、風邪ひかないんだよね」

っていうと、風邪ひくらしいが、私も熱が高く上がる風邪をひいた覚えがこの数年無い気がする。一度だけあった。もちろんコロナを疑ったんだけど、一晩で熱が下がってしまって、その後もけろり、という感じだったので、特に検査もせず。

育ての親であった祖母が、風邪でねこむのは10年に一度ほどだった。ほとんど記憶にない。祖父もないなあ。とにかく元気であった。認知症になって次第に衰

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まとまらない

まとまらない

遺族厚生年金の話、なんかもうじわじわ来ており、言いたいこともうまくまとまらない。

最初から「女は働かないで無知で無力で無邪気で控えめで、男に選ばれてさえいれば、幸福になれるんだよ」みたいな家父長制的洗脳、しなきゃよかったじゃん。途中でほおりだすくらいならさ。

という話に尽きる。なんでずっと、「働いている女は生意気でモテないブス
!!」て言って、働きたい女性を社会全体で叩いていたんだよ。あの頃。

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『キャリバンと魔女』読書感想

『キャリバンと魔女』読書感想

昨日紹介した『戦争と資本』における内部植民地化の詳細はこっちの本。著者のフェデリーチは昔からのフェミニストなせいか、とても読みやすかった。ラッツァラートと比べれば、だけれども。

マルクスの言う内部植民地化=世界内戦には、魔女狩りがある。魔女狩りは資本主義につきものの本源的蓄積であり、それは女性に対して起こされた戦争の形をとるんだよ、という話。だからこの本は、フェミニストが書いている政治経済学の書

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『戦争と資本』読書感想

『戦争と資本』読書感想

あまりにも難しい本で目が滑る。って感じの、政治経済学の書籍だ。書いているのは哲学者二人。簡単に言うと、

世の中の人は戦争の対義語は平和だと思っている。しかし実際は、軍事が動く戦争をやっていない時期、と言うのは平和というより、資本による別の形での戦争=収奪が行われているんだよ。それを世界内戦と呼ぶとする。多くの人たちは、世界内戦を認識できていないんだ。

みたいな話だったと思うのだ。

1492年

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Simカード

楽天のSimカードを使ってiPadがネット開通。今まで家のWi-Fiオンリーだったのだが、子供スマホに使っていたSimカードをiPadに使い回した。遅い。設定にものすごく手間がかかった上に遅い。動画はおろか画像もメタクソに表示が遅い。画像アップロードなんか出来ない。これはテスト投稿なんだけど、SNSもできない勢いで遅いのだ。note投稿はできるのだろうか。

反脆弱性

反脆弱性

そういや若い頃恋愛モノが描けなくって心身ぶっ壊してましたわ、みたいな話をここのところしていたんだけど、それは自分の無意識とのつきあいかたが理解できていなかったからだ、というのもある。

漫画は精神分析の箱庭療法と同じで無意識の表象が出るんだけど、それが無意識の表象である、と気づくことじたいが難しい。商業漫画には無意識の表象じたい、なかったことにされているからだ。

でもなんか今、現場にいると、そう

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たりないふたり

たりないふたり

Creepy Nutsの『たりないふたり』って言う曲が、今読んでいる本に内容が似てて、すごい、と思っている。

「なにかがたりない」と思っているふたりの歌、なんだけど、現代人の病理……ってかんじがする。そう思うのは、最近私が読んでるのが資本主義関係の書籍だからだ。こんなかんじでさ。

まだつまみ読みしかしていない。高いのに買ってしまったわ。Amazonの紹介文を転載しておく。

ネット依存や性依存

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