たりないふたり
Creepy Nutsの『たりないふたり』って言う曲が、今読んでいる本に内容が似てて、すごい、と思っている。
「なにかがたりない」と思っているふたりの歌、なんだけど、現代人の病理……ってかんじがする。そう思うのは、最近私が読んでるのが資本主義関係の書籍だからだ。こんなかんじでさ。
まだつまみ読みしかしていない。高いのに買ってしまったわ。Amazonの紹介文を転載しておく。
ネット依存や性依存に関して結構書いてる。
これらの話ですぐ思い出すのは、最近の変な性加害の件だ。こういうやつ。
ムラムラっとしたのかもしらんけど、その教諭、修学旅行引率中だったっていうじゃない?そんなことしたとたんに失職するし、家族親類まるっと恥ずかしいし、なぜ後先考えずに性加害するのか。その手の話が多すぎる。まるで変な寄生虫に取りつかれると突如性加害しちゃう、みたいな、ゾンビ映画みたいじゃない?
と思っていたら、本当にポルノ依存で、アルコール依存のように、脳が委縮するそうで。
これはおおごとだ。
AVはネットで簡単に手に入るし、そもそもスマホのSNS依存とかも、いいねやリポストは短期報酬じゃない?我々の脳、大丈夫なのだろうか?なんだか心配になってきた。
資本主義社会は、極まって来ると短期報酬で人間をアディクションに導いてお金を儲けようとする。それは最近は物質というよりも非物質だ。
「あなた、なにかがたりないのでは?」と言ってくる。
これが足りないのでは?あれが足りないのでは?ってさ。
やっぱり足るを知らねば。欲を出すと、資本主義にどこまでも食い物にされてしまう。今の時点で私、幸福にならなくっちゃ。
みたいな、そういう決意をしてしまうのだ。
ちなみに、『たりないふたり』という曲では、さんざんあれこれ足りないのでは?と言われた本人たちが、
「ほんとうぜーなオマエ」
と言っている。それを言う気概はだいじ。
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