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(終了)2021年フォリア工房後期工房展のお知らせ

(終了しました。ありがとうございました)

2021年9月11日(土)~9月14日(火)に「フォリア工房後期工房展」を行います。

「Foglia(フォリア)」というのは、私の工房の名前です。和装染色をメインにしている工房らしくないですね。ワザとこういう名前にしたのです(理由はそのうちnoteにも書きます・・・)

・・・イキナリ本題から外れてしまいました(笑)

「工房展」というのは、普段制作している仕事場を片付けて、展示販売会をする「産直的な会」です。

最近は激減しておりますが、東京23区内に和装系染色工房は、実は珍しくは無いのです。意外でしょう?しかし、気軽に行ける場所ではありませんよね。

(ちなみに、新宿区の落合や高田馬場は“東京友禅”の主要な産地で、豊島区、文京区、練馬区などにも手描き友禅の職人さんや作家さんがおられます。東京23区内だけでいっても手描き友禅の他、いろいろな種類の和装関係の染・加工の工房があります)

また、お店や展示会で、パネルで工房の様子などが説明されていても、リアルに制作現場を想像するのは困難です・・・

それなら、

普段制作している工房を展示会場にし、作品と作者に直接触れながら、気軽に楽しんでいただく事で作品を、そして伝統工芸を身近に感じていただけたら・・と、始めた会です。

もう22年続けております。(2021年現在)

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(ヘッダー画像・「花が開くと月がいた」名古屋帯・技法=糸目友禅とろうけつ)
(上画像・「赤味の地色のレース文様の名古屋帯」・技法=糸目友禅とろうけつ)

【予約不要】後期フォリア工房展2021

期間 2021年9月11日(土)~9月14日(火)
時間 12:00~19:00
電話 03-6904-2890
場所 東京都板橋区赤塚新町2-14-7 龍園ビル401
最寄り駅 地下鉄成増駅(有楽町線・副都心線)東武東上線成増駅

グーグルマップでのご案内は→こちら
お問い合わせフォームは→こちら

今回のメインテーマは「大人の童話的世界の和装」と、先日テレビで紹介していただいた「アンティークレースシリーズ」です。

「大人の童話的世界」・・こちらは、普段、染額作品として制作する事が多い作風で名古屋帯にしたものです。

「染額」は、例えば、こんな作風のものです。

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(上画像の染額「循環」=種が発芽し、花を咲かせ、また実を結び、それを蝶が運んで地に落ち、また発芽し・・・と繰り返されるサイクルをひとつの画面にまとめたものです。日本の絵巻ものの現代的解釈です)

染額的な世界観を名古屋帯の作品に仕上げる・・・それは「カワイイはエレガントたりうる」というコンセプトで制作しました。

日本に限りませんが、古典の良品は、どこかカワイイものです。同時にエレガントでもあります。一般的にはカワイイとエレガンスは同時に成り立たないと思われている気がします。しかし、古典にはその例が沢山あります。それを、現代的な形で和装の世界に現出させたいという考えから制作しました。それと、理屈抜きで心安らぎ、かつ心躍るようなものを・・・という事で・・・

アンティークレースシリーズは、フォリアの定番の看板商品のひとつです。着物と、名古屋帯を制作しました。数は多くありませんが、新柄も制作しております。

コロナでこれだけ締め上げられた世の中になりますと、過去成功した作風や、手堅くはあるけども面白みの少ない、いかにも呉服調の古典柄などを制作する事が多いものですが、フォリアでは、こんな時代だからこそ、他で見る事が出来ない「伝統に根ざした新しい創作世界」「心に響く何か」に挑戦し、お見せしたいと思います。

フォリアでは日常「現代人として伝統と向き合い、現代人側から古典に向き合う事」を強く意識しています。「古典の手法や考え方の延長線上に今の創作がある」という考えではありません。それが一番新鮮で斬新で、かつ地に足のついたものになる、という考えで制作しております。

コロナの時代に特別な何かを・・・と思っていろいろ試行錯誤しましたが、結局その基本に行き当たりました。・・・最終的に普段と同じ創作姿勢に戻ってしまったのです。ただし、より一層強くそうしました・・・

着物・名古屋帯・染額・絵画作品・帯揚げ、その他を出品いたします。

今まで制作した作品の資料画像が膨大にありますので、それもご覧になれます。

もちろん、フルオーダー作品、セミオーダー作品も可能です。

皆さまのご来場をお待ちしております。m(_ _)m

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詳細はこちらからどうぞ!(←工房のサイトへのリンク)お気軽にお問い合わせ下さい。

※コロナの時期でもあり、お花、手土産など拝辞申し上げます
※クレジットカードでお支払い出来ます


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