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浴衣に夏のミュールを合わせるのはアリだと思う

先日、仕事の特性上引きこもりのわたくし、用事で外出しましたら花火大会があったのか、浴衣姿の若い男女がたくさん。

以前に比べたら、本当に浴衣着用のハードルが下がりましたねー

良いことだと思います。

で、浴衣着用は良いのですが、実際に着用する際にちょっと迷うのが「ヘアセット」と「履物」ですね。現代の自由な浴衣であっても、まだまだ和装は特殊な面がありますから、その辺りの「現代、浴衣を着るならこうする」的な結論は出ていない感じです。

しかし、今年は皆さんかなり自由に着こなしている感じで、ヘアは、和装っぽくしたり、全く普段のままもあり、盛って造花を飾ったりと、いろいろな人がいました。以前よりはバリエーション豊かで気軽な感じなので「浴衣に合うヘアスタル」みたいな特集が若い子たちの雑誌にあるのかな?(未確認)

和装の履物は、下駄や草履の鼻緒に慣れていない人は、足の親指と人差し指の間の皮が剥けたりすることがあり、なかなか辛いですし歩きにくいし、そもそも浴衣は買ってみたけども、下駄を持っていない、という人もいると思います。(貸衣装なら全部揃えてくれるでしょうけども)

そういう人が多いのか、今年目立ったのは「浴衣にサンダル・洋装の夏の履物」を合わせている人たちです。

今までもそういう人はたまにいましたが、今年はかなり多くなりました。

しかも、昨今の浴衣の文様や着方、雰囲気だと、それが合うのです。全然おかしくない。むしろ良いな、と感じました。

これは先日書いた「浴衣は洋服の夏服部門の一種として取り込まれるかも知れませんね」 という記事にあるように

「最近の若者が着ているカジュアル系浴衣が洋服の夏のワンピースの一部に取り込まれる現象」

が進行しつつあるな、と思いました。

伝統的な文化が変化することを嫌う人はもちろんいますし、変化によって破壊されてしまうものもあります。

しかし、文化は、変化を続けている状態なら、まだ命があります。

変化や進化が止まったら、死にます。

だから、まだ浴衣は生き続けるのだろうな、と思います。


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