![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186196/rectangle_large_type_2_4124198c9ebb87d333e944e5dea2d272.jpg?width=800)
小3娘のひとり旅
小3娘がひとりで旅に出ました。
数日前のことなんですけどね。
二女が、私の実家の宮城県へひとりで新幹線に乗って行きました。
旅っていったら大げさかもしれないね。
けど、私にとってはとても大きな出来事だったんです。
始まりは6月のある日。
毎年8月の二女の誕生日は実家のある宮城で過ごしていたのだけど、今年はお姉ちゃんの予定で帰省できないとわかったこと。
「おねえちゃんの用事ばっかりでつまんない!!」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186444/picture_pc_e02a919188c9c4452ddad115d5ae7d71.png?width=1200)
わかるーーーー笑
わたしもーーー笑
とハートでつぶやいてスルーしようとしていながらも
「ひとりでいってみる?」
て二女に聞いてみた。
はじめはびっくりして、次に怖がって、
「やだ!!ムリっ!!」
けど、だんだんと「それもありかも?」
て思ってきたのか、
「行ってみたい!・・けど怖い。。」
に変わって、7月の初めには
「怖いけど、行く!!」に。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186586/picture_pc_4ae12aaf1733ffe1e25b0bda0fcbd943.jpg?width=1200)
私自身は子どもの頃3.4年生が参加できる
子どもだけのナントカサマーキャンプとか、そういうのが大好きで
ホイホイ参加していたのだけど
わが子がひとりで新幹線、となると
それこそ初めは
いいじゃん行ってー!大冒険じゃーん!
て話してたのに、いざ切符を買うときはドキドキしたし
出発が近づくと
体験や成長を願いつつ、
思わぬ事故や事件にあってほしくない、とか
ちゃんと降りられるかな、とか
体調崩さないかな、とか
親に飽きられないかな、とか
いっぱいいっぱい心配なことが出てきた。
長女が
「二女と一週間も会えないのさみしい」
と素直にいうかわいさ
二女が
「大丈夫だよ!すぐ会えるから!」
てドキドキわくわくしながら成長していくたくましさ
わたしは
堂々とニコニコ送り出したい気持ちと
いっぱいの心配で、夫に泣きついて
いっぱい話して安心した
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186854/picture_pc_c69160eba250b23ace4c943b695c67fd.png?width=1200)
もう、行くんだ!って決めて向かっている二女はかっこよかった。
着替えや荷物も自分で決めて荷造りした。
いつもは散らかし放題なのに
ていねいに服をたたんで、準備していた。
もう、こういうとことからグッときちゃっていたから、
出発までの数日は、センチメンタルおかあさん。
そのたびひとりでつぶやいたり
夫に話して それから
宮城でニコニコ楽しく過ごしている二女をイメージして
あぁいいなぁってほっこりあったかくなるまでイメージして
ニヤニヤした
当日は出発のその時まで
新しい挑戦への怖さと葛藤している二女に
「イヤだったらやめていいよ」
「ううん。いく!」
てやりとりをして、ぎゅうってハグして新幹線に乗った二女
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186895/picture_pc_fa2df247223db329ec2841c7b49ef5bc.jpg?width=1200)
満席のはやぶさ
わたしも持ったことがないグリーン車
乗り口にいた新幹線の人に
「初めて一人で乗ります!仙台で降ろしてください!」
てお願いした。扉が閉まる。
新幹線が出発して感とも言えず胸がいっぱいになって涙が。
一緒にいた小6長女が呆れながら励ましてくれた。
「また泣いてんの? 笑」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186862/picture_pc_3887c7a6cb70335620870a21469db288.jpg?width=1200)
せっかく来たし♪って
ゴディバcafeで美味しいの飲んで
家に帰るまでに二女は無事到着。
ホームに来てくれた祖父母と合流。
大宮から仙台までのほんの1時間7分。
わたしはいつも旅立つ側で
見送る側に慣れていなかったんだなぁと思った。
子どものころから外が好き。
大学で一人暮らし。
就職もそう。
外こそ楽しい
家つまんねぇ!って思っていたのは
家でおいしいご飯が食べられて
お風呂も布団もあって
口うるさい親でも
不仲な祖母でも
結局、家が
「安心して帰ってこれる場所」だったんだ
だから 心おきなく
「行ってきます」してきたんだ。
どこに行って何をしていても、帰る場所がある安心感。
そっか。
「いってらっしゃい」てこんな気持ちなんだね。
心穏やかに子どもを送り出せるには
もう少しかかりそうだけど
出かけた先で成長していく姿を想うと
あっという間に大人になるんだぁって思った。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84186919/picture_pc_a25c181516be00b8593fc1de7fbcc165.png?width=1200)
行ってきます。は
【安心できる居場所をいつもありがとう。】
行ってらっしゃい。は
【あなたの居場所はいつでもここにあるよ。】
あらためて
いつも送り出してくれたお母さんってすごいなぁって思った。
「あんたは大丈夫」って。
わたしも、お母さんみたいに送り出せる人になりたいって思ったんだ。
二女。ありがとう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84205303/picture_pc_0dfa7d2f032733679a88ffa0296feff6.png?width=1200)
二女翌日には、ひとりを満喫してました笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?