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子どもの性にまつわるトラブル×おとなの対応

目指していた性教育が実現できないもどかしさと、もろもろの基礎をぶっ飛ばしたトラブル。

教員時代は必要に迫られて、不意に指導の場面になることもあった。


正直、大人のほうが動揺するよね。大切な子どもたちだから、心配が高じて反射てきに怒ったり。怒られた子どもは、より話しにくくなるし、怒った大人は、リカバリーしたくてもその後の対応に自信がなくて


「なんでそんなことしたの?」

「この先どうなるか考えたの? 」


動揺を抑えようとしても、トラブルを何とか抑えたい一心で


「相手が嫌がることはしていけません」

「それは子どもがしてはいけないことです」

「大人がやったら犯罪になりますよ」

「人としていけないことです」


子どもだって、やっちまったって分かってるよね。
分かっているけど、知らなかったんだよね。
知る機会がなかったんだよね。


知る機会を設けずに、
トラブルを避けようなんて都合が良すぎるよね。
話しにくい話題だからって、
一方的に意見を伝えたれたら悲しいよね。

信頼できる大人に相談しようって言っている人を
信頼できなくなっちゃうよね。


ただ、きみたちと話している大人たちも
きみたちが憎いのではなくて、大切なんだよ。


大切だからこそ、

うまく伝えられない自分への恥ずかしさや怒りもあると思うんだ。
大人も、性のことを知らなかっただけなんだよ。
学ぶ機会が無かっただけなんだよ。


大人だからと、こどもの不安をないがしろにしたり、
感情のままに怒りをぶつけられたら
かなしいし、くるしいし、つらい。


その気持ちは、ガマンしなくていい。
自分のしたことを棚に上げてでもいいから
気持をぶつけてもいいんだ。


自分がしたこと(行動)は、認める。
そこから学ぶんだ。未来のために。


自分が感じたこと(気持ち)も認める。
自分のせいで大切なひとを悲しませた、
親に見離されるかもしれない、
そうやって、自分が悪いことにして
誰かからぶつけられた感情を受け取らなくていい。
自分のせいにしなくていい。



自分のせいで

あいつのせいで

親のせいで

先生のせいで


そうやって悪者をつくって
悪者を攻撃しながら生きるのはやめよう。


人は誰でも失敗する。

だから人を許せるし、優しくなれる。



「知らなかった」は連鎖する。

性のこと

「知っていたら」言葉がけが変わるだろう。

「伝えられたら」心に残るだろう。

「話し合えていたら」お互いの信頼になるだろう。





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かつての想い・事実・相談・今。大人へのこどもへも、いっぱいがごちゃまぜになって、想いが溢れたなぁ。

そのままに。



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「思春期、どんとこい。」
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    性教育ナビゲーター さとうゆきえ

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