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『バッハの旋律を夜に聴かせたいです。』 のための日#25

今日にぴったりな、今日の音楽を紹介

J.S・バッハ(1685−1750)/  2つのヴァイオリンのための協奏曲

今日ちょっとしたハプニングがあったのだけれど(結局は解決した)普段ならあまり動揺しない程度のかすり傷にもならないくらいの出来事だったのに、不意に泣き出しそうになってしまった。知らずのうちに追い込まれていたんだなあ、と。最近自分のタスクを完全に超えているような問題を多く抱えている気がする。
ものすごく生きている(stay alive)そんな1日の終わりには。


『バッハの旋律を夜に聴かせたいです。』

サカナクションの曲名であるよね、あれは恋愛の歌らしいけれどバッハはあの、バッハのことらしい(サカナクション詳しくないので定かではない)
でもわかる、バッハの旋律を夜に聴かせたい気持ちは、わかる。

ということで今夜は音楽の父ヨハン・セバスチャン・バッハの音楽を。教会のオルガニストとして活躍した、初代(?)職業音楽家でもある。彼の職業欄にはきっと「作曲家/ピアニスト/教師/オルガニスト」と書かれるだろう。クライアントに頼まれたテーマで音楽を作り演奏する、いわゆるクリエイティブ職だ。かっこいい
今回の、ヴァイオリン協奏曲はバッハがヴァイオリンのために残した協奏曲3曲のうちのひとつである。
2本のヴァイオリンの独立した旋律が、美しく重なり合いひとつの音楽となる。どちらかが主で副である、という関係性ではなく全くの対等である。これがバッハ得意の手法だ。まるで会話のようで、耳によく馴染む。
そしてこの作品は短調で書かれているため、どこかバッハの偉大さを感じとれる作品である。

第一楽章 Vivace
第二楽章 Largo manon tanto
第三楽章 Allegro

ちょっと夜に聴くには荘厳すぎたかもしれない。
バッハは生涯ドイツでの生活を離れることがなかったが、勉強熱心で他の国の作曲家や新しい手法も常に吸収しようとしていた。だから彼の作品はいまでもなお新鮮でフレキシブルなのである。



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