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【読書記録#7】 遥かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス 藤原正彦 著

<2023年5月18日にインスタに投稿したものをシェアしています>

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80年代にイギリスで1年間ケンブリッジ大学の数学の研究者として滞在した記録を綴った英国滞在記。

「若き数学者アメリカ」では独身として過ごしたアメリカでの生活だったが、今回は、奥さんと子供3人を連れての滞在。

イギリスの中でも特に伝統と文化を大切にするケンブリッジ大学での研究者生活がユーモアセンス抜群の藤原先生が面白く描かれている。

また、日本の武士道的なイギリスの騎士道を数学者の世界でも感じられ、興味深かった。日本人は、卑怯なことを悪とし、フェアである事を大事にしているが、騎士道において、フェアであることが、自分の思っていた以上に重要であることに驚いた。

流石は藤原先生、あんなお堅くて閉鎖的な世界の中でも臆することなく、茶目っ気とユーモアを発揮して、色んな人と仲良くなれ、対等な関係を築かれている。

身近にノーベル賞受賞者や、そのご子息がいたりするのは、さすがケンブリッジ大学。

近年、そんなイギリスも、移民を受け入れすぎて、今ではインド人やパキスタン人で溢れかえっているニュースを目にする。

スコットランドの首相は、先日パキスタン出身のハムザ・ユーサフ氏なったし、昨年インド系のリシ・スナク氏がイギリスの首相となった。

昨年グラスゴー市で生まれた男の子の赤ちゃんの名前で一番登録されたのがモハメドだった。イギリスの伝統と文化がどこまで保てるのか心配になってしまった。

日本もこのまま積極的に移民政策を進めれば、近い将来そうなりそうで、怖い。中国からだけでなく、イスラム教の移民に日本が乗っ取られるかも知れないと不安になる。

文化と伝統を守り続ることは、今の日本とイギリスにとって重要課題の一つだと思う。

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