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日記

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何も起こらない日はない。何も感じない日はない。詩への架け橋になるように日々をつらつら綴る。
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#ウォーキング

日記「現状維持も大事なんですって」

日記「現状維持も大事なんですって」

梅の蕾がふっくら色づき今年も残すとこあと2日。今年を振り返ってみよう。

詩誌LaVagueが誕生し同人になれた事。
詩作は最低でも月一篇は仕上げ詩誌へ投稿したり詩の賞に応募したりなんだかんだ20篇程は仕上げた事。
三年半ぶりの対面での松下育男さんの横浜教室に参加しメンバーに会えた事。

詩生活は良い一年だったと思う。まだまだ頑張れたんじゃないかと思いつつも今年の抱負「新しい事に挑戦する」は実践で

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日記「たぶん月まで歩ける」

日記「たぶん月まで歩ける」

朝、歩く。昼、歩く。夜、歩く。

今日はたくさん歩いた。スマホはいつも身につけていてヘルスケアアプリに歩数と距離が表示される。過去のデータも見られる。一日の歩数が一万歩超えるのを目安に日々お家の中でも無駄に歩いてみたり歩数を稼いでいる。数字に支配されてて我ながら可笑しいっ。

我が家の近くには小さく普段は水がないくせに一級河川の称号をもつ川がある。遊歩道が続いていて歩く人や走る人や犬の散歩をする人

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日記「水の反映」

日記「水の反映」

本降りの雨あがりの夜に日課のウォーキング。いつも水のない川に水が流れている。街灯のあかりが水に映る。明るい夜。そういえばドビュッシーのピアノ曲に「水の反映」という曲があったな。卑猥なヒップホップを止めて聴く。ドビュッシー独特の幻想的で美しい旋律にぴったりの光景。つかみどころのない不可解な曲であるが川の水に映る光はそもそもつかみどころがない。

しばし水面を眺める。夜の川べりで柵にもたれ物思いにふけ

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日記「湿った夜の橋」

日記「湿った夜の橋」

今夜もウォーキングをする。音楽を聴きながら歩くもんだからたまにのりのりになって踊るような感じになってしまう。歩幅が狂う。不審者に間違われないようにウォーキングオーラを漂わせれば、のりのりウォーキンガーに見えるだろう。パーカーにスエットパンツは必須アイテム。今夜は外を歩いているだけで服や髪がしっとり湿る。街灯は白く霧ばんで地面を照らす。湿度が高いのだろうか。

工事中の橋に赤いコーンが点滅している。

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日記「夜の柿」

日記「夜の柿」

夜になっても柿は落ちていなかった。この柿は甘いかな渋いかな。

日課のウォーキングは日によって歩幅も速度も見える景色も違う。たぶん身体が気分に大きく影響されるのだろうと思う。

今日は枯葉と共に嬉しい便りがポストに舞い込んだ。私には大き過ぎる夢に小さく小さく一歩近づく。少しずつ少しずつでいい。他の誰かからみたら蝸牛ほどの歩み。私はそれでいい。ぬめぬめっと跡を残しながら幾日、幾月、幾年、どれだけの時

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