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マザー・テレサの足跡と、夜行列車【インド旅行記4】


こんにちは、yukiです。

今日はインド旅行記の4回目です!

入国早々、出会った方に
ホームステイさせてもらいましたが、
ここからは普通の旅行になります。

今回は、
次のようなお話をしますね。

  • マザー・テレサが残した施設でボランティア

  • 最安クラスの夜行列車に乗った話

楽しんでいただけますように!


たまたま先輩がコルカタに


インド東部の大都市・コルカタ

コルカタの街中

この街についたとき、
大学で同じサークルだった先輩
コルカタにいるのをSNSで知りました。

思わず、先輩にLINEします。

「コルカタいるんですけど、
 会いませんか?!」

すると、

「まじ?!会おう!」

とすぐに返信が。


「インド博物館」という
大きなミュージアムの前で
待ち合わせをしました。

大都市とはいえ、ここはインド。
街中でも羊飼いが歩いてきます笑
お利口さんだなあ…

車道を歩く羊飼いと羊たち


ミュージアムの前で待っていると、
先輩が歩いてきました。

「まさか、こんなところで
 会えるとは思いませんでした!!」

「本当にね!」

先輩は、かとさんといいます。

食堂へ行き、
カレーを食べながら
お話ししました。

「かとさんは、
 どこの町に行ってたんですか?」

「実はまだあんまり動いてなくて。
 ヴィパッサナー瞑想をしてたんだ。」

当時の僕は、
瞑想をしたことも無かったのですが、
ヴィパッサナー瞑想は知っていました。

12日間、誰とも話さず、目も合わさず、
施設内でひたすら瞑想する
というもの。

ちなみに、日本でも、
千葉と京都に瞑想センターがあります。

(下記は、公式ページの説明です)

ヴィパッサナー (Vipassana) はインドにおける最も古い瞑想法の一つです。長い年月の間に失われていましたが、2500年前にゴータマ・ブッダによって再発見されました。 ヴィパッサナー とは、「物事をあるがままに見る」という意味で、自己観察によって自己浄化を行う方法です。

公式HPより引用


「やってみてどうでしたか?」

「めっちゃいい経験だったよ!
 瞑想の良さがよく分かった気がする。」

「インドですけど、
 ご飯とか、どうでしたか?」

「やっぱカレーだったよ。
 かなり美味しかった!」

中途半端な知識しかなくて、
大した質問もできなかったのですが…汗

瞑想への興味は増しました!

マザーハウスでの単日ボランティア


コルカタには、マザー・テレサが作った、
貧困や病に苦しむ人のための施設があります。

マザー・ハウスと呼ばれるその施設では、
いつもボランティアを募集しているのです。

かとさんも僕も、興味があったので、
一緒に参加してみることにしました。

まずは説明会に参加し、
訪問する施設を割り振られ、
翌日にボランティアするという流れです。

かとさんと僕は、
一緒の施設に割り振られました。



ボランティア当日。
朝6時のミサに間に合うよう、
ボランティアセンターに向かいます。

この日は、
40人のボランティアのうち、
8人が日本人でした。

薄暗い空間で行われるミサは、
厳かな雰囲気。

その後は朝食で、
パンとバナナと紅茶をいただきます。

朝食が終わると、
割り振られた「プレムダン」という施設へ
グループで移動しました。

プレムダンは、
程度の軽い障害を持った大人
入居している施設。

ここで求められたのは、
洗濯の補助でした。

流れ作業で回ってくる洗濯物を、
ひたすら絞っていきます。

大変ではないけれど、
靴もズボンも、びしょびしょ。

多少の労働力は提供できたか…

お昼になると、
入居者さんへ食事を配膳します。

天気がいいので、
日がさす屋外で食べるよう。

お礼を言ってくれる人もいて、
少し嬉しい気持ちになります。

食事の片付け掃除を行い、
午前中は終了。



午後は、
「死を待つ人の家」
という施設へ移動します。

ここは、重い症状の方が入る施設です。

ボランティアが行うのは、
入居者さんのエクササイズの補助
食事の配膳と補助薬を飲ませること。

施設の中は薄暗く、
回廊のようになっていて、
そこを運動でぐるぐる回ります。

動くのを嫌がる方や、
すぐ座り込んでしまう方も。

できる限り優しく声をかけ、
身体を支えたり手をとって、
一緒に歩きます。



・・・午前も午後も、
できる限りのことをしましたが、
1日では不完全燃焼でした。

自分にできることの小ささを
思い知らされた感じで、
自己満足すらしていません。

それでも、確かに人々と触れ合い、
精一杯のあたたかさで接しました。

少しでも、
力になりたいという気持ちが
伝わっていることを願っています。


バスから覗く子ども


コルカタでは、ボランティアのほか、
インド式梱包術で日本に荷物を送ったり
大きな病院でA型肝炎の予防接種をしたり

露店のおばちゃん


大都市にしては、
人との距離が近かったな。

露店の少年


最安値の夜行列車は
オススメしません!


かとさんと次の行き先が同じだったので、
一緒に夜行列車に乗って
コルカタを離れることにしました。

目的地は、ガヤー

インドの夜行列車は、
オンラインでも予約できるのですが、
手続きはかなり手間がかかります。

予約がうまくいかず、
駅の窓口でチケットを取ることに。


薄暗くなってきたころ、
駅に到着し、窓口に行きます。

「今日のガヤー行きですね。
 ・・・残念ですが、
 空いてる席はありません。」

うわー。
でもこれは想定内。

「空いていないのでしたら、
 座先指定なしの車両で構いません!」

ジェネラルに乗るんですか?
 オススメはしませんよ…」

ジェネラルとは、
座席指定なし・最安値の車両です。

横になれないうえ、
人が多すぎてカオスらしく、
盗難なども心配。

でも、今日移動したい…

ということで、
2人でジェネラル車両に乗って
ガヤーへ向かうことにしたのです。

発車するホームに行くと、
たくさんの人でザワザワしています。
これはやばいかも。


ゴオォォン…

鈍い音とともに、
濃い青色の列車が到着します。

その瞬間。
人々は列車になだれ込み、
座席の争奪戦が始まりました。

席がなくなっちゃう、波に乗らなきゃ!

しかし幸運にも、
人の流れに身を任せていたら、
ポンッと空いてる座席の前に
放り出されました。

「かとさーん!
 こっちですよー!」

無事、吊り棚のような座席を確保。
(ハシゴないのでよじ登ります笑)

ジェネラルの車両の中


列車が動きはじめると、
車内の電気も暗くなりました。

ときどき駅に停車すると、
人がどんどん乗ってきて、
下の座席は人だらけ

床に座っている人もいます。

上の座席で本当にセーフ!


浅い眠りを繰り返し、
空が白みはじめたころ、
無事ガヤーに到着しました。

「もうジェネラルには
 乗らないようにしよう…」

列車を降りて、
夜明けの空気のなか深呼吸をすると、
清々しい解放感に満たされていくのでした。




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

次回は、ブッダが悟りを開いた地
ブッダガヤの記事をお届けしますね!

それでは今日も良い1日を!



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