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新たな効用が確認された鶏むね肉の成分をどう摂っていこうか

私も愛読している「日経産業新聞」に、鶏むね肉成分の新しい効果を発見したとのニュースが書かれていた。

鶏むね肉成分を用いて、健常な60歳以上の男女を対象にした記憶検査の試験を行ったところ、記憶力の低下が抑えられることを日本ハムと東大や九州大の研究グループが確認した。

その成分とは、私も最近意識するようになった「イミダゾールジペプチド」とのことだ。
これは以前から「疲労回復」として注目されていたが、「脳の機能も改善する」のは最近効果が確認できたのだろう。これは、鶏むね肉が相当なスーパーフードになるということだ。
こうなったら気になるのは、イミダゾールジペプチドをどうやって続けて摂っていくのかである。
※タイトル画像の鶏むね肉は、みつせ鶏の鶏むね肉です
https://mitsuse.shop-pro.jp/?pid=65914974

日本ハムはサプリメント事業化も検討中

更に記事によると、イミダゾールジペプチドの製品事業化を検討しているらしい。

日本ハムは記憶力低下の改善に使うための特許を取得済み。
同成分を含んだサプリメントなどを製品化する考えだ。

サプリメントという摂取手段が増えればいいことだ。というのも、こういった健康成分は即効性が無いため、継続して摂っていくことが前提となるためだ。

熱に強く水溶性、だからこそ継続して食す

イミダゾールジペプチドは、熱に強く水溶性という特徴がある。
これは調理の際、加熱しても分解されないという大きなメリット。さらに、水に溶けやすいので、例えば煮ても分解されず煮汁に含まれるということになる。
ただし、水に溶けやすいということは、人体の水分にも溶けて排出されやすいというデメリットにもなる。
更に鶏むね肉はパサパサになりやすいため、継続して食べていくには飽きの来ない調理が必要だ。
実は鶏むね肉料理のレパートリーが、継続して食べるためのカギを握るのではないかと感じている。

鶏むね肉レシピをなるべくいろいろ持っておきたい

鶏むね肉をどうやって食べるのがおいしいのか。

今回話題の日本ハムがレシピを紹介している「イミダレシピ」というページがあった。管理栄養士さんのレシピとのことで非常に参考になる。このページが今後さらに増えていくのなら非常に楽しみだ。

また、noteで検索をかけるだけで鶏むね肉関連の記事は2000件にのぼる。レシピ記事もあるので私も楽しく拝読して活用していきたい。

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そして私が以前公開したオリジナルの鶏塩スープレシピは、鶏むね肉を使って作ることもできるから参考にしていただきたい。

マグロやカツオにも含まれる

今回参考にした日経DIAMONDの記事では、脳の疲労を回復させるために鶏むね肉を2週間食べ続けることが良いとのことだった。
だがそのさらに後ろのページには、マグロやカツオなどの大型回遊魚の赤身にもイミダゾールジペプチドが含まれているとあった。これは鶏むね肉を継続して食べようとしている私たちにはかなりの朗報である。

ただ、調べきれなかったので明言はできないが、おそらくマグロやカツオは100gあたりのイミダゾールジペプチド含有量は鶏むね肉ほどではないと考えられる。鶏むね肉のほうが断然安いため、お財布にもマグロやカツオのみで継続した摂取は難しいだろう。
イミダゾールジペプチド摂取の日々に、アクセントとしてマグロやカツオを加える形で活用していきたい。

まとめますと

1、イミダゾールジペプチドが疲労回復だけでなく記憶力などの脳機能の改善に役立つ可能性を日本ハム研究グループが試験で確認
2、鶏むね肉の継続摂取でそれらの改善効果が表れると考える
3、イミダゾールジペプチドは熱に強く水溶性で調理で失われにくいが体から排出もされやすい
4、鶏むね肉料理のレパートリーが継続摂取の助けになる
5、マグロやカツオの赤身にもイミダゾールジペプチドが含まれている

鶏むね肉は、「疲労回復」と「脳機能改善」に効果がある非常に優れた健康食品になりそうだ。そのイミダゾールジペプチドはマグロやカツオからも摂取できるのはありがたい。
イミダゾールジペプチドを続けて摂っていくには、鶏むね肉に加え、マグロやカツオの赤身も日々の食事にうまく取り入れたい。

サポートいただけるお気持ち非常に嬉しいです。まだまだ修行の身、本などで学んでいこうと思います!