100円のものを売るのに100円かかる
以前、こういう記事を書きました。
何が書いてあるかというと、108円の商品って、価格としてあり得ないことだし、凄いことだから、そこに安心とか安全とかを過度に求めすぎても仕方なくて、変な動画がアップされたとしても108円のものに対して「バカヤロウ!」っていうのも傲慢すぎませんかね…と。
値段に反比例して、安全性とか、専門性とかが失われていくのは想定していないといけない。
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原価のこと
原価っていう言葉があるんですけど、原価というのは
”商品をつくるのに使う一切の費用が、製品の単位当たり幾らになるかを、計算した値。”です。
要はその商品を作るのにどのくらいのお金がかかるの?っていうのを表すものです。前も書きましたけど、飲食店って大体30%とか、3割でやるのがいいよ〜〜と言われていて、例えば100円のあんぱんを作るなら30円くらいで作れたらいいよねぇ…っていうことです。
ちなみにJAMCAFEは29年9月から30年8月までの間で(弊社は8月決算)原価率は27.4%でした。全商品を1年間で平均すると1000円の商品を作るのに274円かけているということです。
もう少しだけ下げようと思えば下げれると思うんですけどね…最初の話じゃないけど価格や原価って下げていけば下げていくほど何かが犠牲になったり、失われていくので、ほどほどの数値になってないといけないなぁと僕は思っています。
(この辺は社長さんの考え1つなので何がいいとか悪いは一概に言えなです。俺のフレンチさんは原価9割の商品もあるそうで驚きですが)
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その原価で誰が作るの?
それで、そもそも100円のあんぱんを30円で作る人は誰?ってことなんですけど、もちろん誰かが作らなければなりません。機械かもしれないしもちろん僕らみたいな小規模事業だと結局は人力です。このハヤカワ五味さんのツイートなんですけど
これを書いたときのご本人の文脈がいろいろあると思うんですが、僕なりに読み取らせていただくと、欲しい利益から逆算していったとして原価が3割だから取り分が7割っていうことはあり得なくて、他にかかるお金をちゃんと加味した上で価格設定しないとご飯食べていけなくなりますよ…っていうことです。
よく言われている原価っていうのは原材料費であることがあったりして、他に人件費だとかパッケージ代とか輸送コストとか管理費とかたくさんかかるんですよね。
100円のあんぱんを30円で作ってくれた人にまた30円払う、なんていうことが実は起こっているっていう事です。光熱費とかももちろんそう。
こうやって書いていると「そりゃそうでしょ…」みたいな声も聞こえてきますけど、本当に、驚くことにこの辺の話ってどんぶり勘定されてたり、もしくは「カウントされていない」ことがあったりするんだけど、それが先ほどのツイートの「貴方の給料ゼロでは?」に繋がっていくわけです。
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お給料が上がる仕組み
以前うちで「どうやったらお給料が上がりますか?」っていう質問をした子がいて(もちろん気になりますよね)、これって経営者からすると答えは1つで
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