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カフェのあるべき姿とは?

初台のfuzkueさんがメルマガを配信してますよ、とお店の子が教えてくれて、その場で見せてくれたんですね。で、見てたら、購読してくれる方の購読料を”原稿料”と表記していて、「うわ素敵だなぁ」と思いました。
確かにこのマガジンもそうですけど、昔からの手法でいくと、文章などの読み物って本になったり、製本されたり、記事になったりしてはじめて原稿料のような対価が頂けるものだったはずなんです。
それが時代の移り変わりで、僕のような物書きの素人(にもかかわらず、すごい好きです!とおっしゃって頂く事が多くて恐縮なのですが)でも、このように直接”原稿料”を払ってもらう、ということが一般化されてきて。
よくよく考えればありえない事ですよね…
そういう仕組みの登場と、僕のような一般人でも、不特定多数の方に親近感や同調性を持ってもらえるような「自分メディア化サービス(SNSですね)」が同時に登場したことによって可能になったんですよね。


と、恐縮しまくっていても前に進まないので引き続き、カフェって楽しいんだねって感じてもらえるようなことを書いていければいいな、と思っています。

さて、カフェってそもそもどんな場所なんだっけ?というお話を今日はしたいと思います。僕の記事を購読したり、昔からカフェが好きです、という方には繰り返しになったら申し訳ないんですけど…

そもそもカフェとは

案外noteに引っ越して来てから書いた記憶がないんですが、まぁ元々はカフェってコーヒーという意味です。カフェオレ(コーヒーとミルク)とか。
それでカフェっていうとコーヒーが飲める飲食店という意味に広がっていきました。ヨーロッパのカフェが有名という、原風景で。僕パリに行ったときには沢山お勉強(というか半分遊びというか、ほぼ遊びというか…)します。



(ラデュレのフレンチトースト)


一応、日本では”喫茶店”もありますがそこにはカフェと明確なボーダーラインがあってお酒の提供があるか、ないか、です。ただの法律上の違い。お酒を出すならカフェだし、出さないなら喫茶店、という具合。

ヨーロッパに多く見られて、コーヒーを飲ませるし、お酒もあるっていう、そういう飲食店の形態が大元のカフェの意味なんですけど、僕が思い描くカフェ像で大事なことが3つあって、それは

①時間帯問わず、好きに過ごせること

②寛げること

③活力や創造性を生み出せること(クリエイティビティ)

です。

カフェって、たまにご飯メニュー(ランチメニュー)は11時から14時まで、とかって決められていたり、夜はチャージが取られるよ、とか、ってところもあるんですけど、いつ何時に行っても同じように開いていて、ご飯もお酒もコーヒーもいつでも好きに楽しめる、というところに価値があるんだと思っています。
だからお昼のテーブルに、ご飯とビールやワインが一緒に乗っているし、夜はお酒とコーヒー、ケーキが同じテーブルに乗っている、っていう感じ。僕はこれを過ごし方の自由度の高さ、という風に表現しています。(①)

あと、カフェって家でも職場でもない場所だから、ゆっくりできることも大事
サードプレイスっていう古臭い言い方もありますけど、言い得て妙というか。第三の場所だからこそ、座ってゆっくり過ごせることも大事。席間も余裕があると尚良しだけど席の間にゆとりを持たせすぎると、作れる席数も減ってしまって入れるお客さんも少なくなるのでそこを求めすぎるのは酷なことかな、とも思います。(②)

それで僕が一番大事にしていることは、何かを生み出せる場所であること、出口と入口が違うこと、です。食べて飲んで、お金を消費して終わるんじゃなくて。お店に入る前と後では別人になっていて欲しいんです。消費するんじゃなく、生産して帰ってもらう。仰々しいことみたいな気がするけど、要は「なんか自分もっとイケる気がする!」って思って欲しいってことです。(③)

なのでこの三拍子ってすごい大事にしていて(東京の店舗はこれを最大限に表現したお店になると思います。)。
で、さっき一応記憶に間違いがあっちゃダメだよな、と思って「念のためググるか…」と思って調べたらこんなことが書いてありました。コピペしてみます。

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建築家のクリストファー・アレグザンダーはストリート・カフェの存在理由について、「人びとが衆目のなかで合法的に腰をおろし、移りゆく世界をのんびり眺められる場所としての機能」を挙げている。
つまり、カフェは都市空間に溶け込むという都市生活者の潜在的な願望を叶える場所といえる。
また、アレグザンダーは繁盛するストリート・カフェの基本条件を挙げている。


1.地元の常連客と、その意識を共有するスタッフがコアを形成している。
2.オープンスペースと、それ以外の空間が別にあり、思い思いの流儀で時間を過ごせる。
3.アルコールメニューがあったとしても、朝でも夜でも出かけたくなる場所という意味でバーとは異なる。

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ふむふむ。なんかおんなじ発想の方がいるな、と。
2.3は僕がさっき書いた自由度の高さ、寛げること、という点に繋がっていますね。
(1.も確かに大事ですね、常連さんの存在と、それを認識するためのスタッフの存在。1.はまぁ経営していく上での重要なポイントなので今回はあまり重要視せず参考までに、ということで。これを貼っておきます。)

以下引用
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常連さんが増えると、売り上げが安定します。最初に書きましたが、2割の常連さんが8割の売り上げを作ります。常連さんが多いとクレームが減ったり、お店のスタッフの定着率も高くなる。お客様もスタッフもお互い見知った人ばかりだったら安心だし、楽しいですよね。新しいお客様を探すコストも無くなる(広告とか媒体物、のカット)。

沢山お金を使ってお店の経済を動かしてくれること以上に、そうゆうお店の雰囲気作りに一役買ってくれる、その部分に価値がある。

お店は常連さんを知ろうと愛を注ぐし、常連さんはお店に思いやりや優しさを注ぐ。

そうゆう関係に、両思いになれたら幸せだと思います。

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カフェは何をする場所なのか

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