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ゼロから始める伊賀の米づくり23:稲刈りから籾摺り、袋詰めへ

さて、先日、田んぼで稲刈りを行った続きです。

稲は刈っただけでは私たちが普段食べているお米にはなりません。この作業場にある機械たちに手伝ってもらいます。

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まず、コンバインで収穫された籾🌾は、上の画像右手の乾燥機の中に入れられます。

収穫したばかりの籾(米)は、水分量を多く含んでいます(約20〜30%程度)。

この水分量を14〜15%になるまで乾燥させていきます。乾燥させることで劣化したり味が落ちたり、また、発芽することなく保存もききやすくなります。

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乾燥を終えると、この乾燥機から籾摺り機へ送り込まれ、米の粒や重さの選別と籾摺りが行われていきます。

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画像右上から伸びてくる管を伝い、籾は籾摺り機へ。
この籾摺り機を経て、左手の袋へ精米された白米が送られていきます。

(この一連の機械操作の仕方とメンテナンスの仕方を覚えるのに苦労しました…)

さて、今年はどれだけ収穫できたのでしょうか?

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表示によれば、一袋30kg×91=2730kg!
昨年に比べ10袋(300kg)の増収です!!

これは嬉しい!

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毎年、収穫の一部はJAへ供出し、一部を保有米🍚…自分たちで食べたり分けたりする分として残します。

今年は雨も多かったですが、これだけ穫れて良かった…🌱
田んぼの隣にいる神様も見守っていてくれていたのでしょうか?

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ともあれ、今年も無事に収穫を終えることができました。(後日、JAのトラックが供出分を早朝に取りにきてくれました)

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こうして、米づくりのひとつひとつが終えられていく度に、言い知れない充実感が身体の奥底から立ち昇ってくるのがわかります。

生物としての根源的な安心感、生きることが身体化、技術化されて体得されていく喜び、土や水、生き物たち、関わってくれた方々や先祖への感謝といったものが渾然一体となってひと時に押し寄せてくるような、そんな感覚です。

本当に、ありがたい。

さて、出来上がったばかりのこの新米も、これからお世話になった方々にも届けていければと思います🌱

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サポート、コメント、リアクションその他様々な形の応援は、次の世代に豊かな生態系とコミュニティを遺す種々の活動に役立てていきたいと思います🌱