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甘い私が作る甘くない紫蘇ジュース。

実家にいた頃、暑い夏の日に手づくりの紫蘇ジュースにレモン酢をひとたらし入れて氷でキンキンに冷やしたのを母がよく飲ませてくれた。

フォロワーさんが紫蘇ジュースを作ってアップされた記事が、そんな涼しい風とともに刻まれた記憶を引っ張り出してくれた。想像の斜め上をゆく、思わずにっこりしてしまう記事。

ぜひこちらから。

よし!私も作ってみよう!!

でも例によって砂糖を入れてしまうと妹が飲んでくれない可能性があるので、上白糖の代わりに黒糖と甜菜糖を使い、しかも量はレシピの4分の一。

代わりにレモン果汁は少し多めに、リンゴ酢も入れてみることにした。

実家に電話して母に聞いてみたところ、実家で作っていたのも無糖だったらしい。どうりで…めちゃくちゃすっぱかったわけだ。でもその味が私は大好きだったから、ちょうどいいと言えばちょうどいい。

でも日持ちしないし失敗するかもしれないから、初めは少しは砂糖も入れた方がいいという母の助言を聞いて先ほどの量の砂糖を入れた。

袋から出した紫蘇たち、壮観。

ちなみにボウルは妹の卒業式のサプライズに作ったくす玉の片割れです。

しっかり活用中〜。

小分けにしつつ丁寧に水洗い。沸騰したお湯にばしょばしょと浸けていく。

再沸騰したら火を止め、穴あきお玉で根気よく紫蘇を掬っていく。すっかり緑色になった紫蘇の葉を見つつ「全力を出し切ったんだな…」と労いの言葉をかける。

そして鍋に砂糖だレモン果汁だリンゴ酢をだぼだぼと入れる。

みるみるうちに明るい紫に色が変わっていく。

いやぁあ魔法みたい!!
ウィンガーディアム・レヴィオーサ!!

うわあいい香り。味見。おお、おいしい。

そして眼前にどんと座る鍋から粗熱を取り、ペットボトルに移し入れ……

ロートがない。

なんてこったしまった、移せないじゃん!!
一応鍋をペットボトルの口に向かってセッティングしてみる。ワンチャン、ゆっくり狙えば入…

るか!!! 

ぶちまけて白いシャツを鮮やかな紫蘇色に染色するのがオチだ、やめておくのが賢明だと鍋を置く。迫る出勤時間。必死に頭を回転させる。

こうなったら何かでロートを作るしかない。何かないか、口が細くなってて、末広がりで簡単に切れる…

そうだペットボトル!

ペットボトルを半分に切ったら代わりになるじゃん!!
切ってみる。当ててみる。

…口のサイズいっしょだろ!!!

入れる先もペットボトルなんだから入らないよ!やる前に気づけよ!

あいやでももしかして。

………

でェすよねェェ〜〜〜〜(びちゃびちゃ)

結局細い口のある器が見つかり、鍋から移してさらにそれをペットボトルに移すという中継作戦に大決定。

こうしてなんとかかんとか鍋から2リットル近い紫蘇ジュースをペットボトルに移すミッションをコンプリートする。

なんか私いつもしなくていいミッションを完遂している気がするんだけど。余計なオプションが毎回付いてる感じ?

準備が甘いのだよな~。紫蘇ジュースは甘くないのに〜。

我が家の紫蘇ジュースはすっぱくてさっぱりしている。これで夏を迎え撃てるぞ!

目指せ、ノン夏バテ!!







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