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Paris Olympic観戦記⑧

おはようございます。

今日も朝から暑さはそれほどなくて、ベランダで水やりしていても風がふいて気持ちが良い朝。

スケートボード 女子パーク

水を抜いたプールで行われたのが最初といわれるスケートボードのパーク女子決勝が、凱旋門からシャンゼリゼ通りを抜けた先のコンコルド広場で行われた。
45秒間、自由に3回滑り、その中で最も高い点数で順位をつける。

日本代表スケーター:四十住さくら、開心那さん、草木ひなのさん

予選では1位だった開心那(ひらきここな:15歳)さんが東京五輪での銀メダルに続き、2大会連続の表彰台となった。
開さんは5歳でスケボーを始め、車軸の金属部分でコースの縁を滑る「グラインド」系の技を強みに、2021年の東京五輪で銀メダル。12歳11カ月での表彰台は、日本代表の最年少記録だった。世界ランキングは1位。

日本代表の活躍が期待されていたが、東京で金メダルの四十住さくらさんは東京オリンピック以来怪我にも泣かされながらパリになんとかこぎ着けたが予選敗退。
もう一人の日本代表、草木ひなのさんは世界ランキングは5位、16歳の現役高校生。小学2年でスケボーが趣味だった母親の影響で、競技を始めた。2021年に競技歴4年で男子顔向けのスピードとエアの高さで日本選手権を制覇するなど実績十分でパリに乗り込むも予選3位から決勝では8位に終わった。

今回のスケートボードで話題になっているのは、日本代表以外の両選手の母親が日本人であること。

金メダリスト:アリサ・トルーさん

金メダルのアリサ・トルー(オーストラリア)さんは、東京オリンピック後に台頭してきた選手で、五輪の選考レースの最後の大会となるパリ五輪予選シリーズの2大会では連続優勝した。優勝候補最有力選手が予選では6位と出遅れた形を取ったが最終的には決勝ではフルメイクして予選シリーズの勢いそのままに金メダルを勝ち取った。
7歳で「冬にサーフィンをするのは寒すぎる」という理由で父親と共にスケートボードを始めた、14歳の天才だ。世界最高峰の賞金大会「Xゲームズ」の最年少メダリスト。垂直に近い面を滑る非五輪種目「バート」でスケート界の神と言われるトニー・ホークが最初にメイクした「720」(水平方向に2回転する大技)を昨年2023年のバートで初めて世界で完成させて一躍脚光を浴びると、さらにその2か月後、720に半回転を加える「900」を完成させ、スケボー界を騒然とさせた。

銅メダリスト:スカイ・ブラウンさん

銅メダルのスカイ・ブラウン(イギリス)さん。東京大会で、13歳28日で獲得した銅メダルは、イギリスの歴代夏季五輪代表選手で最年少のメダルに。今もトップスケーターとして活躍する彼女も、イギリス人の父と日本人の母を持つ。父の影響で2歳頃からスケートボードを始め、幼い頃は自宅の庭で練習を重ねた。宮崎県高鍋町出身で、高鍋東小学校を卒業。今年6月には県民栄誉賞と高鍋町町民栄誉賞が贈られている。東京大会から身長が10センチ以上伸びた。日本名はブラウン 澄海(スカイ) 。アメリカ・ロサンゼルス在住のイギリス代表は、開さん同様東京オリンピックと同じ色のメダルを2大会連続で獲得した。四十住さんとは良きライバルでありながら親友のような関係性を持っている。

スケートボードが強い日本

男子ストリートの堀米悠斗さんが優勝した時のインタビューで、海外記者から「なぜ日本はこれほど強いのか」という質問が上がっていて堀米さん自身はなんと答えれば良いか困惑していた。しかし、自由に楽しむ遊びだったスケートボードが競技になったことで、本来の「楽しむ」という要素も大切にしながらコンテストで勝つために何が必要で何をするべきかを他の国より意識している点が強みとしてあるようだ。
その結果、東京オリンピックで堀米雄斗さん、四十住さくらさん、西矢椛さんの3つの金メダルに加えて銀1個、銅1個とメダルを量産。これにより、国内で興味を持つ子ども(競技人口)の増加し、これに呼応する様に公設のスケートパークの数は東京五輪開催時の21年は国内243カ所だったが、24年は475カ所と約2倍に急増。パークに行けば上手い選手の技が見れることでレベル向上にも繋がったりと、プラスのスパイラルが大きなうねりとなっている。

そうした日本の取り組み・考え方に、外国籍の選手の活躍を踏まえると、もしかしたら身長が大きくなりすぎないことにより安定する重心や痛みに対する我慢強さ?や一つのことに取り組む勤勉性など、日本人の肉体的・性格的な特徴が欧米の文化と混ざってより強みになっているのかもしれない。(もしくは日本人のお母様達に共通した接し方?教育?のお陰?も)そう思ったりするのでした。


引き続き日本代表の活躍とフェアプレーと感動に満ちた後半になります様に。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。


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