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コーヒー12:コーヒーの健康効果

おはようございます。
今日も晴れ渡っていて何よりも暖かい。7時台に既に7℃もあるしなんなら今日は東京は最高気温が20℃になるらしい。春じゃないか。植物たちにもたっぷり水をあげよう。

さて、一昨日はコーヒーの効能に関して、カフェインとクロロゲン酸というポリフェノールが(特にカフェインで)量を間違えなければ効能として期待できるよ、というのを見てきた。そんな中でより興味深い健康効果をまとめてくれているページがあったので一緒に見ていきたい。
千葉県茂原市のクリニック院長さんがさまざまな論文を基にまとめてくれているがコーヒーで期待できる健康は4つあるようだ。

コーヒーに期待できる4つ健康効果

  1. 糖尿病のリスクを下げる

  2. 肝硬変のリスクを下げる

  3. 痛風発作の予防

  4. 死亡率を下げる

どれも生活のベースを脅かしたりや死に関わる大病に関して予防効果があるというのだから驚きだ。
それぞれ見ていこう。

1. 糖尿病のリスクを下げる

海外の雑誌「JAMA」「Annals of Internal Medicine」に掲載された実験内容とそこからわかった結果がこちら。
コーヒーを飲んだことによる糖尿病のリスクの変化
(26~46歳女性 8万8千人が対象)

  • 1日1杯…13%減少

  • 1日1~3杯…42%減少

  • 1日4杯以上…47%減少

カフェイン、ノンカフェインの差はなく、理由は明確になっていないが推測ではコーヒーの中に含まれるポリフェノールがいい影響を与えているのではないかと言われているそうだ。

コーヒーに多く含まれるフラボノイドポリフェノールは、元々は植物が自分の体を守るために作っているもの。ポリフェノールの中でもクロロゲン酸という強力な抗酸化物質が良い影響を与えているのではないかと考えられている。
特にドリップコーヒー(豆から淹れるコーヒー)にとても多い一方でやはりカフェインの摂取量を考慮すると1日3杯程度が推奨されている。

カフェインの取りすぎに関して
カフェインは1日400mg以下というガイドラインが各国から出ています。1日400mg以上のカフェインを摂取すると、逆に以下の悪影響が出るリスクがあるので注意したい。

  1. カフェイン依存症

  2. 不整脈

  3. 心臓疾患

  4. 不眠

2. 肝硬変のリスクを下げる

メタアナリシスという研究で、コーヒーを飲む人と飲まない人では肝硬変になるリスクが39%も違ったという。また、コーヒーの定期的な摂取によって進行したC型肝炎の進行率の低下を緩やかにしたという結果も出ています。C型肝炎というのは肝臓がんとの関係性が非常に大きいため、肝臓がんのリスクを下げるということも期待されています。

3. 痛風発作の予防

痛風発作の既往歴のない男性45,869人を対象。12年間の追跡研究によると、コーヒーの消費量がある程度増えた場合に痛風発作の発生率が減ったという結果が出たという。糖尿病と同じようにカフェインレスのコーヒーでも同様の関係性が示されたが、こちらも要因は定かではないようだ。

4. 死亡率を下げる

そして、そもそも一部の病に効果があるだけでなく、死亡リスクまで軽減する結果があるという。

2014年・18個の研究をまとめたメタ分析
1日4杯のコーヒーを消費することは全原因死亡のリスクを16%減少すること」と関連し、そして18個の研究中、最大の研究はこんな内容がこちら。

コーヒーと死亡率の関係
(米国国立立衛生研究所/男性:22万9000人以上、女性17万3000人以上を対象に最長13年間調査)
これにより喫煙等の要因は排除したうえで「1日2~3杯のコーヒーを摂取する人は死亡のリスクが減少した」という結果が。性別ごとですと、男性:10%、女性:13%、死亡率が減少して僅かに女性で高い数字が出たとのこと。

最終的にはやはり1日3杯程度を限度として死亡原因を抑えてくれるなら(要因がクリアになってくれるとより安心できるけど)、こんなにありがたいことはない。

*上記の情報は以下のリンクからまとめています。

糖尿や肝臓、痛風などは(家系もありそうだけど)発症していない人からしてみるとあまりインパクトはないけれど、結果として医学的な調査で死亡リスクを軽減するとなってくれているのは毎日飲んでいる人からすれば心強い結果だろう。ただ、どの調査でもカフェインの過剰摂取には注意喚起されているので、自覚症状の有無に関わらずそこだけは注意して、みんなでより健康に、お茶時間を楽しみたい。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。


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