尾花 由佳理(音楽教室CREA MUSIC代表)

ボーカリスト・ボーカルトレーナー・作編曲家。音楽教室「CREAMUSIC」を大阪府大阪…

尾花 由佳理(音楽教室CREA MUSIC代表)

ボーカリスト・ボーカルトレーナー・作編曲家。音楽教室「CREAMUSIC」を大阪府大阪市平野区・河内長野市で運営。音楽や自己表現を通して自信を持つことで自由にやりたいことができる、やりたいことがやれるから自信がつき、もっと自由になる!そんなワクワクのサイクルにぶっこむ音楽講師💨

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ワクワクのサイクルに全員ぶっ込んで、本屋大賞の人生を生きる

先日、Facebookのコミュニティ「Connect Up」の企画でセルフデザインコーチの藤崎晶子さんから「ブランディングとはなんぞや」という内容を学ぶ機会がありました。そこでブランディングの根っことなる自分自身の核を探すようなワークに取り組んだんですが、これまで自分で定義してきた自分の活動のテーマの、さらに最下層にあるテーマが見えてきて、そこからより自分自身への理解が深まったので、それを記録しておきます。 CREA MUSICのテーマ"「やってみたい」をかなえる"これは音

    • 第四期スタート!年女の人生転換期

      年が明けました。2023年は大変お世話になりました。2024年、辰年。年女でございます。どうかみなさま、今年もよろしくお願いいたします。 寝る前に、昨年の、いや、これまでの振り返りと、今年をどう生きたいかの思いを書き綴ろうかなあと。 人間35年目の私の人生を大きく分けると、内気だった子供時代が第一期、不登校を経て芸術大学に入学卒業し会社員になるまでの第二期、音楽の仕事に就き音楽教室を軌道に乗せるまで、の第三期になる気がするなあ、なんてことを先日考えていました。 そしてもしか

      • 「凡人」こそ「自己表現」

        「ワクワクのサイクル」と私が呼んでいるものがあります。 音楽や芸術、いろんな方法で自分を思うままに表現することで、自信がつく。自信がつくと「私なんて」「上手にできないし」という心のブロックがぶっ飛んで、やりたいことを自由にできるようになる。やりたいことが自由にできるようになると、もっと自信がつく……そういうサイクルのことです。 私はこのサイクルに一度入り込んでしまえたら、人生がものすごく楽しくなる、ワクワクキラキラしたものになるんじゃないか?と思っています。 ですが、多く

        • 人は誰しも成長したくない、だからこそ迷ったら危険な道へ

          「迷ったら危険な道を選べ」 私が高校生の頃に読んだ岡本太郎の「強く生きる言葉」に書いてあった言葉です。 岡本太郎の考え全てに共感しているようなタイプでは決してないのですが、 この言葉が今も強く心に残っているのは、それがとても難しいことで、だからこそ心を揺さぶる刺激的な言葉だったからだと思います。 心理学的恒常性という言葉があります。それをはじめて知ったのはいつだったでしょうか。度々自己啓発の分野で使われる言葉ですが、私が初めて知ったのはしばらく彼氏おらんからそろそろ彼氏ほし

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          ビジョンを分かち合わずして、言葉は交わせず。

          5月が今日で終わります。濃かった、、、 普段より大きなイベントもあったし、生徒さんたちの本番もいくつかありました。たくさんの勉強、いい経験をさせていただき、感謝です。同時に慌ただしい中で、ここ数日、あれ?今一番重要視しないとダメなのは何??🙄って前後不覚に陥っておりました。 自分の仕事というか自分の使命への強い思いはあるはずなんだけど、なんだろうこのボケた感じ。何がボケてきてんのや?モヤモヤ、モヤモヤ。 仕事について誰かと話せば話すほど、あれ?私は何を話してんのや?何を伝え

          ビジョンを分かち合わずして、言葉は交わせず。

          印籠を胸に忍ばせて生きる

          音楽をすることで自信を持ってほしい、そしてやりたいことをやってほしい、そんな思いで音楽教室を運営しています。別に「音楽とは」みたいなことを伝えるためでもなく、素晴らしい音楽家を輩出するためでもなく。ただ「音楽をやりたい」と思ってやってきてくれた生徒さんが自分を信じて、前向きに自己表現・自己実現をしていく、そのお手伝いをしたいと思っているだけなのです。 ……というのは以前から書いてるんですけども、いやーしかし自分を信じるってのはなんて難しいことかしら、と改めて思っています。

          印籠を胸に忍ばせて生きる

          なりたい自分になれる場所

          2023年が目前に迫ってきました。今年やり残したことはないだろうか?と考え出すと、あれもやりたかったけど出来なかった……みたいなことが山のように出てきます。本当にあっという間の一年でした。 今年の仕事面での一番大きな出来事はCREA MUSIC KAWACHINAGANO(クレアミュージック河内長野校)のリニューアル開校です。 去年までは私と伊藤先生の二人で、少ない日数でレッスンを行なってきましたが、今年から新たに3名の先生方をお迎えし、改めてボーカルスクールとしてスタート

          34歳、いつかでっけえばーさんになりたい

          34歳になりました。 たくさんの方々が誕生日のメッセージをくださり、ありがたく感じています。実は近年、誕生日のメッセージをわざわざ人に送る、という機会が減っていました。誰に送って誰に送ってない、と気にするのがしんどくて特別意識してメッセージを送ることはしないようになっていたのですが、改めてこうやってメッセージをいただけるとお祝いの言葉というのはとても嬉しいものですね。私も無理のない範囲できちんとお祝いの気持ちは言葉にしなくては、と感じる一日にもなりました。 34歳。34歳か

          34歳、いつかでっけえばーさんになりたい

          歌を自己表現の術にしよう、という話

          「音楽」という一つの分野の中で、楽器演奏にくらべると歌はみなさん普段から当たり前に取り組んでいるものかと思います。幼い頃からみんな歌は歌うものだし、学校でも歌を歌う機会は常にあるし、テストもある。大人になるとカラオケに行くようになったり。 ピアノやギターに触ったことがない、という方はいても、歌を歌ったことがない、という人は少ないはず。 にもかかわらず、改まって歌を誰かに披露するってなかなか気恥ずかしかったりするものです。カラオケには行くけど、ステージで歌うとか、SNSで歌っ

          歌を自己表現の術にしよう、という話

          ボーカル講師覚書①〜体験レッスン〜

          ボーカル講師として働いて10年目になります。最初は駆け出し講師としてチェーンの音楽教室で働いていましたが、今では自分の教室を持つようになり、たくさんのボーカル講師の皆さんが一緒に働いてくださるようになりました。その中には私よりも音楽の先輩、講師の先輩がたくさんいて私は自教室の中でも若輩者ではありますが……大変僭越ながら自分の講師経験の中で学んだことを数回に分けてnoteに残しておきたいと思います。 特に私は以前記事にした通り、 指導活動を始めたころはもう大変にポンコツかつ

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          ボーカル講師覚書①〜体験レッスン〜

          不登校だった私の厄介で大事な性質

          今でこそボーカリストとか、ボーカルトレーナーだとか言ってそこそこ派手に(?)活動している私ですが、今の自分に至るまでは悩みとコンプレックスの塊でした。特に学生時代は不登校でまともに学校に行けず、クラスにも馴染めず、最終的には通信制の学校に転校するほど。(とはいえ転校前の学校にも、転校後の学校にも、どちらともに今は感謝しています) あの頃、自分はまともな大人として生きてはいけないと思っていたし、いつも「社会不適合」という言葉が頭の隅をチラついていました。こういう話をすると現在

          不登校だった私の厄介で大事な性質

          音楽講師に必要な「人間力」の話

          音楽の講師をはじめて今年で10年目になります。この経歴が長いのか、短いのか分からないけれど、この期間に学ばせていただいたことはたくさんあります。 特に私の場合、今でこそ講師という仕事を自分の天職と考えていますが、過去自分ほど講師という仕事に相応しくない人間はいない、と思い詰めていたことがあったからこそ、講師として生きていく上で大切なことについて繰り返し考えてきたつもりです。 講師をはじめたばかりの頃は、大手音楽教室でレッスンをしていました。思うように生徒さんがつかず、体験レ

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          合唱からアカペラへ〜自信喪失した経験から学んだこと〜

          この記事を見てくださっている方の中で、「合唱部」でした、「合唱団」に入っていました、という方は何人ぐらいいらっしゃるでしょうか。 私が本格的に「歌うこと」をはじめたきっかけは「合唱」でした。中学にはいって合唱部に入部したのです。元々音楽は好きでしたし、歌うことも好きでした。部活動でほかの部員と切磋琢磨したり、ステージで演奏したり、コンクールに出場したりする中で、私は「歌」の楽しさや難しさに出会いました。 そういった経験を経て内心歌に自信を持っていた私ですが、大学でアカペラサー

          合唱からアカペラへ〜自信喪失した経験から学んだこと〜

          アカペラをやめた今思うこと

          こんばんは。尾花由佳理です。 自身の経歴を遡れば音楽経験のスタートは3歳ごろに始めたYAMAHA音楽教室のレッスンです。そして中高生時代の合唱・声楽の経験を経て、大学でアカペラサークルに所属しました。ポピュラーミュージックを積極的に演奏しはじめたのはこのアカペラサークル時代で、音楽活動という意味合いで言えばアカペラこそがスタートではなかったかと思います。ちなみに、アカペラというのは声だけで演奏する無伴奏のボーカルアンサンブルのことです。 大学卒業後、所属アカペラグループの解

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          「自分の歌が嫌い!」を克服するには?

          歌うことを自己の表現として拠り所にしている方は少なくないと思います。実際生徒さんでも、歌を歌うことが唯一自分らしくいられる方法なんです、とおっしゃる方がいらっしゃいます。 と同時に、レッスンにお越しになる方の中には、歌を歌うのが好きなのに自分の歌を愛せない、という方も多くいます。 「自分の歌が嫌い」「歌うのは好きだけど人に聴いてもらう自信はない」 歌の技術が成熟していないせいで自分の歌を好きになれない、と多くの方は思っていますが、本当にそうでしょうか? 「自分の歌が嫌い」な

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