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夏バテと夏太り 夏は痩せやすいのでしょうか?

Q. 夏の暑い時期は痩せやすい?太りやすい?

A. 基本的には寒い時期のほうが痩せやすいです


基礎代謝は寒い時期のほうが高くなります。
 

◎基礎代謝量
体温維持、心臓や呼吸など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのこと
生きているだけで消費されるエネルギー


気温が高い暑い時期は、体温維持のために必要なエネルギーは少なくて済みます。

気温10℃ 体温36.5℃ 差は26.5℃
気温30℃ 体温36.5℃ 差は  6.5℃


◎気温が10℃高くなると基礎代謝は5%低くなると言われています。


ゆかり堂がある横浜市を例にすると

横浜の日平均気温の月平均値(℃)【気象庁のデータより】
2023年
1月  6.4℃
2月  7.9℃
 ≀
7月 28.2℃
8月 29.1℃
 ≀
年平均 18.0℃


日本では、基礎代謝量が
11月~2月で年平均より約5%高くなり
7月~9月で年平均より約5%低くなる
というデータがあります。

基礎代謝量は、冬と夏で10%ほどの差があり、寒い時期のほうが痩せやすくなっています。

 

夏のほうが痩せやすく感じるのはなぜか


では、暑い時期のほうが痩せやすく感じるもしくは痩せるのはなぜか?
 

○理由として考えられること

・大量の汗をかく
 → からだの中の水分が排出される(体重減少)

・暑さと湿度で疲れやだるさを感じやすい
・暑さで眠りが浅くなり睡眠不足
・暑さで食欲が落ちる
・暑さから冷たいものを取り過ぎて胃腸の機能がうまく働かなくなる
 → 実際に食欲が落ちたり体調不良になる(体重減少)

・寒い時期は動きが少なく、じっとしていることが多い
 暖かい・暑い時期のほうが活動的になっている
 → 動くことによる消費エネルギー量の増加(体重減少)

・薄着になり、自分の体型や人の目が気になってくる
 → 体重管理をしようとする

などが考えられます。


夏太りの可能性も


暑い時期は基礎代謝量が低くなるため、
上記の体重減少の要素がない中で
「夏バテしないように」よく食べるようにしていると
結果として夏太りをすることもあります。


体調不良で痩せてしまうよりは、健康的に過ごした方が良いです。

夏バテも夏太りもしないで、
食事・睡眠・生活リズムなどが大きく乱れないように
体調管理をしながら暑い時期を乗り切っていきたいものです。


ゆかり堂治療院


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