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感動体験を溜めていって【一時帰国33日目】

今日は、「協力隊まつり応援オンラインイベント」に参加した。

「協力隊まつり応援オンラインイベント」は何かというと、

そもそも4月25・26日に「協力隊まつり」という協力隊のOBOGが集結し、任地での活動を共有したり、任期終了後に立ち上げた団体で出展したりするイベントがあったのだけれど、それがコロナウイルスの影響で中止になってしまった。

そこで、このオンライン版の協力隊まつりが急遽生まれたらしい。


オンラインイベントでは、協力隊候補生、現役協力隊、ゲストスピーカー(国連アジア太平洋経済社会委員会 社会問題担当官の秋山愛子さん)の方々のお話を伺うことができた。

実は、日本で待機中の協力隊や候補生の今の気持ちとか、これからどうするのかとか、そういう話を私は今まで直接聞いたことがなかった。

だから、今回は候補生や協力隊が今どんな気持ちで毎日を過ごしているのかを初めて知る機会になった。


最近、任地に戻れないことが現実的になってきたのと(JICAからのメールによると、最終的な決断は7月上旬に下されるらしいけど)、日本にいる時間が長くなりすぎて、任地にいたときに持っていた「ここで活動するぞ」という強い思いがだんだん薄れていくのを感じていた。

もちろんドミニカ共和国に戻りたいという思いは持ち続けているのだけれど、自分の考えが「日本で生活すること」に次第にシフトしていってる感じがする。


でも今日、候補生や現役協力隊の「協力隊に参加した理由」とか「現地での活動」とかを聞いていたら、自分が協力隊の参加を決めたときのこととか、合格通知をもらったときのこととか、ドミニカ共和国で毎日今後の活動について悩んでいたときの気持ちを思い出した。

そして、やっぱり私は今後も環境教育に関わり続けたいし、いつかドミニカ共和国に戻れるチャンスが来たら戻って、

今参加するよりも、次参加したときの方がもっと現地の人のためになるような活動ができるように経験を積んでおきたいと思った。


そして最後に、国連アジア太平洋経済社会委員会の秋山さんが候補生や協力隊へのメッセージをくださった。

「感動で人は動く。感動するときは、素の自分が出る瞬間。だから、色々な人に会って、色々な経験を積んで、感動体験を溜めていって」


なんだか最近忘れていた気持ちを思い出した気がした。

というのも、ここ最近は(というか大学3年になったあたりから)これからの進路や就職について考えている時間が多かったので、「早く自分の専門性を持たなきゃ」とか「自分の目指す方向を早く決めなきゃ」とか、「1つに絞ること」を意識していた。

だから、今日「色々な人に会って、色々な経験を積んで、感動体験を溜めていって」と言われて、自分が大学1年生くらいのときに持っていた価値観にまた出会えた気がした。


大学1年生になったばかりのころは、高校生の自分では行けなかった場所、会えなかった人と会えるようになって「色々な人と出会うこと、経験をすること」が心から楽しかったよなぁ、と。だから日本中をヒッチハイクで周ったりしてたんだよなぁ、そういえば。

もちろんこれからも、自分の進路を模索し続けることはやっていこうと思うけれど、「なんでも経験して、感じること」をもっと大事にして生活していきたい。



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