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今ある幸せを大切にする

 ここ何年か続けて買っている占い本、一年の傾向とともに、ひと月、一日単位でのアドバイスが載っている。で、今日の日付のところにはこんなことが書いてあった。

大きな変化を求めて動き回るよりも、いまある幸せに気付くほうが先決。

 今月ちゃんと、変化はあった。このままの流れでさらに上へ上へと、他の人と比べると、まだまだ少ない方だからと、ついそう思ってしまいがちだけれど。
 ここまでの間に積みあがってきたもの、私を支えてくれた、生かしてくれた人たち……それらも、すべてが『しあわせ』であることに違いない。
 しあわせ――幸福とは、それを感じられる豊かな心から生まれる、感情の動き。幸福の大小とは、ある事象と相対したときの自身の在りよう、心の動き、振れ幅の大小……のように、思う。

 劇的で都合の良い変化ばかりを幸福と呼んでは、それにあてはまらない日常は瞬く間に色褪せてしまう。隣の芝生は青い、などとも言うが、例えば私の、あるいはまた他の誰かの芝生が青く見えるとき、あなたの芝生もまた、他の人からすればより青いのだろう。
 今ある幸せとはつまり、今の自分の人生に、無理なく、自然に溶け込んで、それがさも当然であるかのように振舞っている人や物、ではないか。古くからの友人はもちろん、新たに仲間とか、友人と呼べる人も、できたような……気でいる。自分からそう呼ぶのには、まだ遠慮が勝つけれど。
 当たり前を装ってそこに存在してくれている彼らを、『わたし』はきちんと敬えているだろうか。

 テキスト2行ぶんのアドバイスの後半は、こう続いている。

その幸運を手放さなければ、さらに大きな幸せを引き寄せられます。

 今ここに在る幸せを育む、そんな積み重ね方が、私には向いているのかも。

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