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自己紹介

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自己紹介になりそうな記事をいくつか置いているよ。 更新頻度は少なめかも。
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記事一覧

幻想世界のミュージック

 このあいだ、仲川光さんの記事をまたのんびり眺めていた時のこと。  なるほど、お気に入りの音楽の話題もいいな……と、思ったまではいい。  しかし――私の場合はあんまりJ-POPとか、有名アーティストとかに縁がないのだ。ゼロではないにしても、たとえば『PV何百万回再生!!』みたいな歌も、たぶんほとんど知らない。  何故かといえば、ずーっとアニソンばっかり聞いてたから。思えば小学生の頃にはいわゆるJ-POP的な歌を聞いて(生意気にも)俗っぽい歌詞だなあ、なんて思ってた、ような気

ヤミ鍋気分のコンテンツ(サイトマップ)

 やあ。来てくれてありがとう。わたしの名前は神月裕。特にむずかしい名前でもないから、似たような、あるいはまったく同じ名前の人がいるかもしれない。気の利いた顔グラでもあれば印象も変わるのだろうが、残念ながらアイコン程度のものしかないので許してほしい。とりあえず、ここに居るのはこのわたしだ、と把握してもらえればありがたい。  もうちょっと詳しく知りたい、という面白たのしい御人はこちらに自己紹介っぽい記事をまとめているのでサッと目を走らせてもらえればうれしい。基本的には何かしらの

私とスレイヤーズ

 あれは確か、小学6年の頃ではなかったかと思う。学校から帰ってきた私は特に何をするでもなく、テレビをつけてリモコンのボタンを適当に押していた。  すると、見慣れぬアニメが放送されているのが目に留まった。ファンタジーの世界を舞台にした、名前もよく分からないアニメ。他に見るものもないしとテレビの前でそれを眺めて、終わったときには次週が楽しみでたまらなくなっていた。  そのアニメというのが『スレイヤーズNEXT』――の、ローカル局で再放送されていたやつだった。ものの20と数分のうち

自己を紹介と云われても

 自己紹介。ええ。苦手。  自分で自分のこと語るって難しいというか、べつだん毒にも薬にもならなさそうな個人的嗜好って、そんなに価値ある情報じゃないよなあ……とか思ってしまう方で、自己を紹介する必要性をあんまり感じないのだ。  自分は何者かと問われればひとまずはノベリストであるわけだし、私のことは作品が語るだろう、とは今も昔も考えている。けれども。  これまでほとんど積極的な自己アピールみたいのをやってこなかったせいで、人生においてもうちょっととっつきにくい人かと思ったと言わ

誰にも止められはしない

 若い頃を思い出す、なんて書いてしまうと本当に年だけ食ってしまったような気分になるが、あんまり実年齢と精神性が乖離するのも問題だろうからこのまま続ける。  若い頃――具体的には十代の後半、高校生活も半分を切ったあたりだろうか。その時の自分は、ある程度のことは何でもできると思っていた。苦手教科を克服して成績も上がり、なんだ案外やれるじゃん、なんて自信がついちゃったのだ。今になって考えればなんとも些細でちっぽけな、せいぜい学校の中くらいでしか通用しなさそうなまやかしの全能感。けれ

自薦記事のススメ

 さて。毎日何かしらここに記すようになって記事数が百を超えてきたので、そろそろ自身で思い入れが強かったりお気に入りだったりな記事をいくつか挙げてみてもいいものかと思う。いや確かに今の時点で2割ぐらいは野菜の力なのだけど(まだいう)。  ということで、noteを始めてからここまでの数カ月を思い出しながら進めていこう。  ひとつめはこの『命のともしび』。オルカパブリッシングさんの作品に影響されて、こう、静かに進む物語をひとつ書き上げてみたいなあと思って書き上げたショートショー

存在証明つー

 noteを開始して初めて記事つくるとき、さあ一発目に何書こう、と思って形にしたのが自己紹介代わりに置いてあった『存在証明』なわけだけど。  この頃までの自分を振り返ると、自分の存在はとにかく自分でアピールしていくしかなくて、そうやって現実ってやつの隅っこや誰かの記憶の片隅に爪痕を残していくしかないと躍起になっていた、そうでなければ、いずれ最初からいなかったのと同じになってしまう、そんな風に考えていたと思う。  高みを目指せば周りに人が少なくなるのも当然か、なーんて気取っ

最近始めた習慣というと

 思いつくものもそんなにないけれど、あえてひとつ挙げるならやっぱり、ここに何でもいいから書く、ということかなあと。  まだまだ『習慣にしている』というほどまで長く日数が経っているものではなくて、習慣にし始めた、ぐらいのところだけども。  一度は間違いなく挫折して、毎日更新なんて自分にゃ向かないんだろうなとか思ってたけど、気が付けば書き始めてもうすぐひと月になろうとしている。この結果には今のところ自分がいちばん驚いている。  前にエッセイストではないけどーみたいな話をしながら

忘れえぬ夢

 いわゆる『ゲーム機』というものに初めて触れたのは、確か三歳になったばかりの頃だったかと思う。『スーパーマリオブラザーズ』の大ヒットを経て、ファミリーコンピュータが社会現象を巻き起こしていた、そんな時代だ。当時発売されたばかりのディスクシステムとともに、誕生日プレゼントとして買ってもらった。初プレイかどうかは定かでないが、ディスク版の『ゼルダの伝説』をわからないなりにプレイしたり、『メトロイド』があまりに難しいからと、お店でディスク版の『スーパーマリオブラザーズ』に書き換えて

存在証明

 昨年の秋ごろ、自身でも初となる本を出版した。自費出版というやつだ。  特に何か輝かしい賞をいただいたものでない。投稿サイト、主にエブリスタで書き溜めていたショートショートをまとめたもので、中には同サイト上での小さな賞にエントリーして惜しいところまでいったものもあるが、そのくらいだ。  自費となればもちろんのこと、カネがかかる。一介の会社員には結構な負担となる額だ。出版不況と言われはじめて随分と久しい現状、宣伝に力を入れたからといって本が売れる保証はどこにもない。  それで