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優香
2020年5月8日 00:01
コロナ禍において、もっとも納得がいかないこと。それは「恋人に会えないストレスで食べすぎて太る」という構図である。だって、だってですよ、「恋人に会えるからストレスフリー、食べすぎることもなく体型キープ!」って、いったいぜんたいなんやねん? ちょっと、いいとこどりすぎやしませんか。ずるい。せめて後半だけでも交換してくれないと絶対つじつまが合わない。わたしもそっち側がよかった。圧倒的ずるい。
2020年5月12日 01:41
南極に駐在する8人の男たちの日々を描いた映画「南極料理人」を観た。近頃、涙腺がすっかりばかになり参っているのだけれど、ついにむさくるしいおじさんたちの食事シーンでぼろぼろ泣くまでに至ってしまい、さすがに我ながらぎょっとしている。彼らは決して、心を尽くした賛辞を口にするわけでも、にこやかに笑顔を交わしあうわけでもない。基本的に、食事中は終始無言。時には、堺雅人演じる料理人の作るごはんに対して
2020年5月12日 18:19
映画のなかの音というのは、なんだか特別な響きを持って耳に届く。特に際立つのは、“生っぽい”、すなわちフィクションみの少ない映画のなかにある、なんてことのない生活音だと思う。ほとばしるシャワーの水音、かすかな衣擦れ、ポーチのファスナーを閉める音、ひかえめな鳥のさえずり、コンビニの安っぽい来店音、店員のけだるそうな挨拶の声、ビニール袋を開くかしゃ、という音。画面にうつる彼ら彼女らの為す所作は
2020年5月29日 20:32
日中の長時間を外で過ごした日の夜は、身体にこもった熱がいつまでも抜けなくてだるい。外出を控えるようになって約2か月、すっかり体力が落ちてしまったなと思う。近所の公園をぐるっとひと回りする散歩ルートにも飽きて、近頃は新規開拓にいそしむようになった。家を出て北東方面(たぶん。わたしには方角というものがよくわからない)へ少し進むと、環七通りに突きあたる。そこをずーっと南下(たぶん)するのは、今日