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🌸セルフレジを使うおばあちゃんに学ぶ探求心のきらきらさ

最近ほとんどのお店で導入されているセルフレジ。

人手不足から
非接触推奨から

もうレジは自分でやってくれという時代になっています。

わたしが通うスーパーも
数台セルフレジになりました。

でも、なぜかピカピカのセルフレジは空いていて、
有人レジはいつも通り行列をつくっていたのです。


有人レジとセルフレジ

列を作る有人レジと、なんだか空いているセルフレジ。

かごに数点しか入っていない人も有人レジに並んでいました。

店員さんはなんとかセルフレジへ導こうと一生懸命でしたが

セルフレジに抵抗なくむかうのは比較的若い方で、特に年配の方はなんとなくそちらを見てはいるものの

やはり有人レジに並んでいるのです。

そのとき

「ちょっと、わからんから教えてくれない?」

おばあちゃんがレジの列からぴょんと出てきて店員さんに声をかけたのです。

店員さんはセルフレジの前で丁寧に説明を始めて

「うん、うん、そいで?」

「これは?これはどーすんの」

ばら売りのナスをもってまた聞いている。

おばあさんは、ポイントカードから支払いまで最後まで説明を聞きながら自分でやっていました。

「へー!ほい、ほい、おー、ありがとうね!」

まだ列をなしている有人レジをすり抜けてさっさとお礼を言って帰っていったおばあちゃん。

きっと次からはすいすいとセルフレジを打つのだろうな。

おばあちゃんはなんかキラキラして見えました。

「こんなおばあちゃんになりたい!」

わたしは勝手にじぶんの理想とする未来の姿におばあちゃんを当てはめてみました。

「わからない」という勇気をもつ

混んでいる有人レジに並ぶ人たちは多分

  • 買い物が多くて自分で打つのが面倒くさい人

  • セルフレジの操作がなんだかわからない人

大半はこの二種類なのではと思います。

「わからないから やりたくない」

特に年をとればとるほど
「わからないこと」への探求心やわくわく感より抵抗感のほうが大きくなってしまいます。

新しいものに対する面倒くささは
わたしも年を重ねるほど増してきたなと思います。

若いころは携帯電話やパソコンも新しい機種が出るたびに

どんな機能だろう どんなことができるだろう

早く買い換えたくてわくわくしていたけれど

今は使い慣れたものをできるだけ手放したくないです。

なぜなら、また使い方や機能を学ぶのがおっくうだから。

だけど

このセルフレジもそうだし
電子マネーやタッチ決済、世の中はキャッシュレスの時代。

日本人まだキャッシュもってるの?と外国人が目を丸くする時代。

個人情報満載の紙の申込書も

上司のご機嫌を伺うはんこも

わからないことを聞く店員さんまでも

どんどんなくなっていっています。

もうパソコンやインターネットは出来ませんなんて言ってられません。

年金やサービス、自分の得になるものもうけられなくなるかも。。

だからこのおばあちゃんのように
わからないことは避けるのではなく、

「どうやるんだろう」という気持ちをもって
わからないなら、「わからない」と言って人に聞く。

キャリアやプライドが
新しいものを弾くのではなく

何歳になっても
わからないことをわかろうとする気持ちをもっていたい。

「わからないこと」は自分でやってみる

セルフレジは自分でやるレジ。
だからおばあちゃんが最初から最後までききながら自分でやるのは当然なのだけれど

おばあちゃんは店員さんが説明をして画面を指していても
一歩も引かずに自分でやろうとしていました。

なるほどねという顔をしながら。

「わたしはわからないから、あなたやってよ」

実家に帰ると、機械に弱い母がネットスーパーなどの申し込みや登録をわたしに頼んできたりするけれど

「わからないからわかる人にやってもらう」ではいつまでも同じ場所で並ぶことになってしまう。

わからないことを学んだら、自分でやってみて新しいツールを手に入れる!
こんなおばあちゃんになりたい。

この増えていくツールこそが
人生を楽しく新しくしてくれると思う。

探求心を忘れない。

きらきらした心をずっと持っていたいと思った1日でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。












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