【毎日43】国際男性デーからみる。それは『逆差別』というより、『差別コスト』!

こんにちは、優花です。私は精神障害を併発していて、毒親サバイバーの経営者です。毎日楽しく、幸せに生きています。


11月19日は『国際男性デー』でした。

【国際男性デーとは】国際男性デーの目的は、男性と男の子の健康に注目し、性の関係を改善し、性の平等を促す肯定的な男性のロールモデルに光を当てることを含んでいる。コミュニティー、家族、結婚および育児に関して男性と男の子への差別に光を当て、その問題に取り組み、解決していくことである。国際男性デーの最終的な目標は普遍の人道主義の価値を促進することである。(Wikipedia)

今日は、みーたんさんの以下のツイートから始めますね。

後半の「職業選択の自由がない、大学行けなかったとか、性犯罪に遭ったとか、職場を追われたとか、警察に不当な扱いを受けたとか、(性犯罪の後遺症で)毎日電車に乗れませんとか、恐怖症とか」という部分は、『国際女性デー』で挙げられている声の一部です。

ちなみに3月8日は『国際女性デー』ですが、国際女性デーには「国際男性デーはないの?」と男性らしきアカウントから声が上がるようです。

しかし、『国際女性デー』には声を上げていた男性らしき人たちも、『国際男性デー』にはあまり声を上げていないようです。

こういう事みたいです。↑

たまさかさんは、続けて、以下のツイートをされていました。↓

『国際男性デーは、当日よりも、国際女性デーにより多く検索される』ということです。驚きですね。

ちなみに、冒頭のツイートの「デートは男がリードしろ」などということは、男性が自分たちでそのように社会をつくったから、という意見も散見されます。↓

国際男性デーに「男性が男性から抑圧を受けていることを、(男性は)誰も言わない」のですね・・↓

よく、「男のすべてが、性犯罪者予備軍なわけではない!」という意見を男性から聞きますが(そんなのは、わかりきったことです)、

国際男性デーという、そのような男性が男性によって抑圧されていることについて、声を上げやすい日に、そのようなツイート(はじめ、各所での意見)があまり見られないという事を、夢追い人さんは言われているようです。

つまりは、以下のような『言えないけど、薄々感づいている、本当の事』が表に出るのが嫌で、男性たちは無意識に『国際男性デー』に『気がつかないフリ』をしていると言えるのかもしれません。

「男だってツライんダー!」と言いながら女性を叩く人等が、なぜ『国際男性デー』に賛同したり、専門家から『男性学』を学んだり、『メンズリブ』の運動に参加しないかと言えば、
『女性差別』という『ドラッグ』をやめたくないからだ。
メンズリブの行きつく先が、『女性差別を一切やめること』だと、彼らはわかっている。

上記のnoteでも書きましたが、『フェミニズムとは、基本的人権の尊重の擁護のための運動』ですから、『国際男性デー』の「男性の基本的人権を守ろう」ということは、フェミニズムとなんら対立しない・・むしろ共闘すべきものだということが分かります。

ここで、韓国でのスピーチを取り上げましょう。↓

「男性が感じる生きづらさは、女性差別に関する、差別コスト」というお話です。

【以下↓、ソン・アラム氏の動画↑より】

「このような男性の兵役、危険労働、デート代の負担、家族を養うなどの慣習たち」

これらの慣習を作ったのは、女性たちではありません。男性たちなのです。

なぜでしょうか? それはとても長い期間、女性にはそのような能力がないと、男性が考えてきたからです。

つまり、既存の男女差別の存在のせいで、男性たちが『逆差別』だと感じる現象が現れたのです。

この『逆差別』という言葉を、『差別コスト』という言葉に置き換えてみると、よりわかりやすくなります。

『逆差別』とされるような慣習は、非常に長い間、男性が女性に『軟弱』であることを強要したがゆえに、また男性が女性に『経済的不利益』を強要したがために出来上がったのです。

女性は、自らの能力以上のことが出来ず、限界が課され、偏見を持たれる社会は、それだけで社会厚生を大きく減少させます。

ではこの問題を、人類はどのように解決したのでしょうか?

男性たちが余分に働き、義務を無単するという形で、これらを解決してきたのです。

これが、男性たちが『逆差別だ』と認識するものの実態、『差別コスト』です。

依然として、女性より男性の方が、社会的・経済的資本をより多く保有する社会です。

男性が生涯で100の収入があるとすれば、女性の収入は63にすぎません。

さて、このような経済的非対称が存在するために、これが文化的な非対称、そして慣習に移り変わったのです。

男性がより多くの収入を得る程、より多くのコストを負うように。当然男性の方が稼ぎが多いわけですから。

デート代も多く支払うし、そして結婚をしても家族を養う。このような慣習たちが非常に長い間、まさに長い間続いた経済的男女差別によって現れた文化たちなのです。

それならば、なぜ若い男性たちは、逆差別を主張するのでしょうか?

単純にアホだからではありません。間違いなく根拠はあります。30歳以下の男女の収入に関しては、大きな違いはないようです。30歳以下の若い男性の目には男女で収入に大きな差は無いように見えます。

彼らに見えていないものは何かというと、男女差別的な制度です。男女差別の威力は、男性が既世世代に突入し、既得権に突入する30歳以降からすごい勢いで加速していき、男女の格差が広がっていくのです。

30歳以下の男性は、これを経験していない。経験していないがために、「自らの経験上では、大して男女の収入に差は無いはずなのに、男だけ兵役に行き、デート代を払わなくてはならないし、なんとなく義務だけが多い」そんなふうに考えるのです。

彼らが知らないのは、『文化』というものは、平均的に形成されるものであるということです。

『平均的』に男性の方がより多くの利益を得る。そのような社会では、平均的にすべての男性が『男性としての役割』を要求されるのです。

女性に対する極端な外見による選り好みが存在する社会は、例外なく、男女差別的な社会です。

これは、その社会が女性に対して、『外見以上のものを期待しない』ということなのです。

しかし、世の中『タダより高いものは無い』のです。

女性が自身の外見以上の役割を果たすことが出来ない社会は、穴が開いた社会なのです。その穴は誰が埋めるのでしょうか?

今まで、男性たちが埋めてきたのです。

ある人たちは、これを『逆差別』だと表現をしますが、どう考えてもここにふさわしい名は『差別コスト』です。

おそらく、ここまで聞いても、一部の男性は疑問に思うと思います。

「本当に男女差別が解消されれば、俺たちの義務が減るのだろうか・・?」

「俺は、騙されているのでは・・?」

「男女差別だけが解消されて、義務だけそのまんまなのでは・・?」

「・・そしたら、損じゃないか」

「いっそのこと、男女差別をそのままにしておく方が、マシなのではないか・・?」

なぜ私がこんなに良く知っているのかというと、私がこういう話をするたびに、毎回聞かれることなので、誰よりもよく知っているのです。

そういう風に考える方々が・・まなざしで感じておりますが、おそらくこの場にもいらっしゃるのだと思います。

そのような疑問をお持ちの方は、今夜、お父さんとお話をしてみて下さい。お父さんに、こういうふうに聞いてみて下さい。

「父さん、父さんはなぜ若いころ、一人で苦労をしたのですか? 母さんと一緒に働いていれば、父さんも楽だったのではないですか? 母さんは家政婦でもあるまいし、母さんはなんで働かなかったのですか?

・・と、聞いてみれば、お父さんは、こう答えるでしょう。

「あのなあ、お前のお母さんが働いたところで、収入はたかが知れているだろうが」

・・これが、どういう意味なのか、一度よく考えて頂きたいのです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というわけで、長くなってきましたので、今日はこのあたりで。それではまた別のnoteでお会いしましょう!


★この記事は【毎日note】挑戦記事です。毎日21時更新。しっかり書き込んでいるnoteはタイトルに【毎日】表記のないものとなります。ランダムに更新します。【毎日】以外は重要かつ秘匿情報が多いため、有料noteがほとんどですが、中学生・高校生も気軽に読めるように、無料部分も多いですので、ぜひお立ち寄り頂けますと幸いです。

★優花に興味のある方は、ツイッターもフォローしてくださると喜びます↓↓

noteでも、『スキ』『コメント』『フォロー』などしあって、SNS的に交流できたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

優花やコンテンツにご興味を持って下さり、ありがとうございます。サポートいただいたものはコンテンツ制作費用として大事に使わせていただきます。これからも皆様に響くコンテンツを発信してゆきたいと思っておりますので、応援よろしくお願い致します!