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自己診断ツールについて③〜FFS〜

さて、今回はラストの3つ目です。
すでに書いた2つにいてはこちらをご参照ください!
・①自分辞典
・②ストレングスファインダー

◼︎FFS(FiveFactors &stress)


1979年から米国国防機関の依頼で、組織生産性を上げるためにモントリオール大学国際ストレス研究所で作られた理論体系。この理論を用いることで、人の個性と、その個性に応じた最適なキャリアを客観的に把握することができるようになる。
人が日常生活において何気なく考えたり行動したりする「思考行動の特性」を客観的に分析する理論

受検のきっかけは、今年の1月「MYコンパスアカデミー」という女性のキャリアを応援するオンラインコミュニティに参加したこと、です。

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当コミュニティ参加後は「自分らしさ」を科学的に理解するため当診断を受けることになっています。予備知識もなく、言われるがまま受けたのですが、結果が腑に落ち、納得。

ストレングスファインダーのように、複数の資質が分かれており、かつ順位をつけるという類のものではなく、5つに分けられる因子の特徴、ストレス原因、ストレス状態になった場合どのように変容するか、が分かります。 

1)所要時間:10分程度

2)診断方法:WEB上で80問のテストに回答

3)費  用:法人による(個人では受検不可のようです)
私はアカデミーの受講料に含まれていましたので実際いくらかかっているか知りません。

4)診断結果について:WEB上で閲覧

5)感  想:因子の種類が5つで非常にシンプルで分かりやすい。かつ特性だけでなくストレスになりやすい要因や対処法までレポートに記載されるため、今までの行動特性が腑に落ちるだけでなく、今後の生き方のヒントを見つけることができる。また、後述しますが、相手を知る良いツールであると感じました。

私の診断結果は以下です。
①C:弁別性 ②E:保全性 ③B:受容性

詳しい結果はこちら↓

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5つの因子の特性は以下の通りです。
(同内容の解説動画(約8分)がyoutubeにもあります→こちら

A:凝縮性…こだわりの強さ、頑固さ
・自分がすべきだと思うことは正しい。推し進めることが正義
・価値観や考え方を頭ごなしに否定されるとストレスを感じ、独善的、支配的になる。

B:受容性…無条件に受け入れる力。柔軟性、優しさ

・世話好き、無理難題も聞く。ただし他人の意見も聞きすぎオーバーキャパになることも
・存在をないがしろにされるとストレスを感じ、おせっかいになり介入するがそれでもないがしろにされると逃避する傾向がある

C:弁別性…白と黒の二つに分ける力・合理性、生産性、都合よく切り分けること
・ドライ。常にどうすれば合理的かを考える
・義理人情という割り切れない状態になるとストレスを感じ支配的、詭弁的になる

D:拡散性…飛び出していこうとする力。自ら動き回る。創造性、活動性
・直情的。面白いことなら周囲に対して無頓着に動く。挑戦的と評価される一方「かき回すタイプ」と言われることも
・制約されることを嫌い、衝動的、破壊的になり「もうやめた」となる傾向がある

E:保全性…維持しながら積み上げる力。工夫、改善、協調性、几帳面さ
・安全第一、周囲と歩調を合わせ、仕組み化していく。
・安心感がある一方「動かない人」と言われることも。
・先が見えない状態、急な変更がある状態がストレスと感じ追随的、従属的になる

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ここで実に興味深かった点が2点あります。


1つは、私が参加した「MYコンパスアカデミー10期」は私を含め全員(10数名)がキャリアコンサルタントのメンバーで構成されていたのですが、ほとんどのメンバーがB:受容性のポイントが最も高かったのです。
さすが「傾聴のプロ集団」といった感じですよね。その中でも、2番目の資質は保全性だったり、拡散性だったり、人により様々でした。コミュニティ内で関わるにつれて。診断結果と繋がる部分もあり、相手を知るための実に良いツールだな、と感じました。
(余談ですが、残念ながら私は弁別性(=ドライ)の方が高かった・・・笑)

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2つ目は、自分が今までキャリアコンサルタントという資格を持ち、転職(内定)の機会に2度も恵まれたにも関わらず、現職に留まっている理由「弁別性」「保全性」という資質が故である、ということ。

ズバリ、転職に踏み切れなかった理由は・・・
年収なんですよ笑。
言うてしまうと笑。ほら、なんて合理的ドライなんでしょう笑。

やってみたい!気持ちと、今の生活を維持できない不安を天秤にかけた時に、思考が合理的に働いて「やってみたい!」が不安を凌駕することがなかったのです。

今まで、そんな自分を何度責めたことでしょう・・・

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世間では、思いついたら即行動!身軽な人ほど成功を収める!
という風潮があるように感じるのですが、そちら側へ行けない私は、どこか頭がおかしいのか?と思っていました笑。

今なら分かります。特性です。自分の。
おかしいことでもなんでもありません。
これでいいのです。

では、どのようにすれば新たな一歩を踏み出せるのか?ですが
特性を生かし、一歩を踏み出した先の合理的なメリットとなるエビデンスを集め、不安要素を消すことができれば、先へ進むことができるでしょう、とMYコンパスアカデミー主催のキャリアコンサルタント・岩橋ひかりさんにアドバイスをいただきました(さすが、という感じでした)

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自己診断ツールに関する記事は以上となりますが、新たに受検した場合は記事にあげたいと思います。
また、MYコンパスアカデミーについても記事にしたいことがあるのでそちらも追って。

長い文章にも関わらず、お読みくださり、ありがとうございました!
ではまた。

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